韓国老人憩いの場

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1992年にタプゴル(塔谷)公園と改称されたソウルの旧パゴタ公園は、韓国老人の社交場として有名である。祝祭日や記念日、土日の他、平日でもたくさんの男性老人がだべっている。
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名前の由来になった仏塔(円覚寺址十層石塔)はいつの間にかガラスゲージに覆われていた。国宝第2号とは、南大門の次に指定されたということか。1897年にソウル最初の近代(西洋式)公園として建設されたが、決して韓国最初ではない。仁川駅と仁川東駅の間の丘で港を望み、頂にマッカーサー像を抱く自由公園が、仁川開港後の1888年に設けられており、こっちが先。
海外で飛び込みで華人の聞き取りをするとき、土日の会館、廟に行き、居合わせた華人老人に話を聞くことがあるが、韓国の公園はそれより年齢層が高め。これまで社会層までは判らなかったが、ソウル市大の先生に面白い話を聞いた。南山公園にも老人が集まるが、こちらはクルマがないと通えない。タブゴル公園には行きたくない、比較的富裕な層の老人が多いとのこと。実際確かめることはできなかったが、老人の憩いの場にもそうした区別があるのは初耳だった。

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このページは、舛谷鋭が2006年6月23日 21:40に書いたブログ記事です。

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