観光演習2,3年の後期初回はいきなりゲストスピーカ。旧知の作家、島村麻里さんにおいでいただいた。以下はそのときの私的メモ。お話しの順のまま、特に整理はしていない。随所に決まるフレーズがあるのはさすが。
-自称「交流系」
--名勝旧跡より人付き合い
--同類は引き合う
-交流の形態
--自分と現地のひと
--観光客同士
-再会命
-観光地は素通り
-家に転がり込みたい
-住まいに興味
-人の荷物の中を見るのも好き
--のぞき見?
-人がご馳走
-人間観察
-ミーハー
--好奇心旺盛という意味で私舛谷もミーハーを自負している
-香港、タイからマレーシアへ
-マレーシアは多民族国家
-ボルネオ島―東マレーシア—サラワクークチン
-マレー半島と東マレーシアは民族構成が異なる
-思い描いていたイメージ(ステレオタイプ)との差異
-多民族国家では誰もが外国人と思われない
-クチンはいわゆる観光化されていない場所だった
-行きっぱなしでなく、復習、事後確認をしてしまう
-多文化共生社会
--多文化主義
--マルチカルチャリズム
-知りたいという気持ち〜好奇心
-自分の好きなことを深める
-華人 Chinese Overseas
-自分のことばでも相手のことばでもない第三の交流語の存在
-日本—日本語—日本人という奇妙さ
-福建語、広東語、マンダリン:共通中国語、英語
-シンガポールの第一印象のわるさ
--成功したピョンヤン
--香港の情緒、シンガポールの無味乾燥
--しかし、多民族国家シンガポール
-顔かたちで国籍がわからない
-ムスリムをやめる?!
-インド人の宗教
--ヒンズー
--シーク
--ムスリム
--クリスチャン
-チャイニーズの多様さ、インド系の多様さ
-食べ物が入り口
-マレーシア:マレー人6、華人3、インド系1
-一見矛盾する、個々人の意見の持つ意味を理解する
-ブミプトラ政策:マレー人優先主義
-アジアの中でも日本の言論の自由さ
--あとで録音を聞き直すと、ここは舛谷の意見で必ずしも同意されていない
-書くこと
--個人として自由に
--異文化をどのように表現するか
--誰の目線で誰が書いているのか
--アピールはまだよい
--書き手ならではの書いたものへの批評
--対象と対等に向き合っているのか
--ノスタルジアの危険性
--ステレオタイプにあてはめ、自分の見たいものだけ見る
--例:ハワイ出身力士?
---サモア移民武蔵丸、サモア二世小錦、ハワイ人曙
-国籍と市民権
-アイデンティティの拠り所
-自分は何者か
-日本の特殊性
--日本は日本人とそれ以外
--地上の国境がない日本
--海を越えるから海外旅行?
-人との交流、人と語る
-人の移動と文化変容
--移動の様々
-ABCD(American Born Confused Desi):East Indian Americansのこと http://en.wikipedia.org/wiki/American_Born_Confused_Desi
-2007年度前期 全カリ総合B 担当予定
--アジア中の女性がはまる「ロマンティックウイルス」について
--同内容で出版予定あり
*質疑
-日本で交流するとき、どこに連れて行ったらよいか
--接待の作法
--希望を聞く
--選択肢を出して選ばせる
-交流系に危険は?
--日本語で話しかけられたら赤信号、英語で話しかけられたら黄信号
--ゲストの掟
--ホストの掟。