ホラロジー

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多文化関係学会幹事役の同僚の誘いで、立教で行われた研究会に出た。「ホラロジーの会」と称し、簡単に言えばほらを吹く会だが、ねらいはお互いに研究していること、興味のあることを話し合って切磋琢磨する会とのことだった。発起人が急遽欠席で苦心の進行だったが、趣旨は理解できた。“仮説を戦わせること、それにより真理に迫る”「仮説」ということばからパースのアブダクション、もっと具体的に言えば京大の梅棹サロンを想起した。発起人もサロンの参加者の一人だったはずだ。Rule-Case-Resultの演繹、Case-Result-Ruleの帰納でなく、観察の後直ちに「大陸は移動する」などとホラを吹いて、のちのち事例が発見されるという論理形式だ。(Result-Rule-Case)早速ミクシィに同名のコミュニティを作った。いま、会合で人を集めるには、ミクシィの関連コミュニティでイベント紹介するのが最も効果的という実感があったからだ。

夕食時、母子の会話
子:この春雨サラダ、食べても食べてもなくならないよ
母:あら、いいサラダね
子:...じゃ食べなよ
母:(子のサラダを食べる)

母のことばで子の最初の発言のホラが浮かび上がったが、子はそれに乗じて逆襲した。ホラへのコメントは責任を伴うものなのだ。

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このページは、舛谷鋭が2006年7月 6日 18:43に書いたブログ記事です。

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