だいたい夏休み出ることが多いので、どこへ行っても月餅と出くわす。写真はジャカルタのチャイナタウンGlodokの路上にて。のぞきこんでいるおばさんはインドネシア作協のひと。華語断絶の32年を含め、月餅はずっと存在したと言う。
SIN HAP HOAT(新合発)のが一般的だが、スーパーでGOUW BOEN SAN(呉文善)というちょっと安めのも発見。どっちもかなり白っぽい。一ヶ月は持つと言われ二つずつ買って帰国。クアラルンプールではなかなか見つからないドリアン味がジャカルタでは必ずある。
2004年8月アーカイブ
クアラルンプール、マラヤ大構内は明日から3日間卒業式。校内あちこちに天幕の屋台や出店が並び、さながら祭りの縁日。サイエンス学部の脇はフードコート化していて、夜10時過ぎまでにぎやか。去年8月第二週にRumah Universitiに泊まったときは、食事する場所を求めて彷徨ったから、この時期だけなのだろう。特にDurian Courtという出店は店頭路上にドリアンを積み上げ、買ったその場で食べられる。おやつどきに通ったときドリアンに目を留めると、早速声を掛けてくれたのでひとつ選んでもらう。20-30cmのマレーシアドリアンを手に取って降り、おつむの善し悪しを量る要領で慎重に選んでくれる。その場で割って手づかみで食す。テーブルの上には手を洗う水盆と急須があり、コップに飲み水も出てくる。遅い夕食後に二度目に行ったときは自分で選ぶ。降ってもわからないのでおしりのにおいを嗅ぐ。結局一個目のを選ぶと、奥へ持って行ってていねいに割って皿に載せて持って来てくれる。昼間気づかなかったが、飲み物や焼き飯などの食事もあるよう。椅子はプラスチックだが、テーブルクロスの上で遠慮なくドリアンを食べられるのはありがたい。さすがマレーシア。
と思うとMidValleyのCITITELエレベータホールにはこの表示。ドリアンはわかるが、マンゴスチンまで持ち込み禁止とは。隣接するカルフールで買って部屋で食べ、強烈な染料でもある果物の女王の汁を飛ばす人がいたのだろう。
写真はそのあと行ったジャカルタのスーパーのタイドリアン。地物のメダンドリアンと生ペーストは、残念ながら食べそこねた。