プログラム
会員各位
第20期東南アジア史学会会長
加藤 剛
東南アジア史学会2005年度春季研究大会(第73回)を下記の要領で開催することになりました。6月4日の個人研究発表に加え、6月5日のシンポジウムも、それぞれ3つの会場で同時並行して行われます。ふるってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
なお大会会場となります名古屋市では、2005年日本国際博覧会の開催により、宿舎の確保が困難となっております。お早めにご予定くださいますよう、重ねてご案内申し上げます。
記
日 時 2005年6月4日(土)〜6月5日(日)
会 場
愛知大学車道校舎・高層棟
〒461-8641 名古屋市東区筒井2丁目10?31
電話: 052-937-8111
大会準備室連絡先
〒441-8522 豊橋市町畑町1-1
愛知大学国際コミュニケーション学部 加納 寛
Tel.0532-47-4111 内線7355 Fax.0532-47-4197(共)
Email: kano@vega.aichi-u.ac.jp
********* 6月4日(土) *********
13:00 受付開始
*K1001教室*
13:30-13:40
開会の辞 大会準備委員長 加納 寛(愛知大学)
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個人研究発表
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(第1会場)K703教室
座長 石井正子(国立民族学博物館)
13:45-14:20
フィリピン・ミンダナオ島における国家入植政策とその展開
—1913年に始まる農業コロニー計画を中心に—
鈴木伸隆(筑波大学大学院)
14:25-15:00
植民地期のカンボジアにおける他者認識の成立過程
—タイ人の他者化を中心として—
笹川秀夫(上智大学)
15:05-15:40
植民地期北アチェにおけるリーダーシップ再考
細川月子(広島大学大学院)
15:40-16:00 休 憩
座長 柳澤雅之(京都大学)
16:00-16:35
アメリカ期フィリピン都市にみる公共空間の変容過程
—セブ島のプラサの事例—
山口潔子(日本学術振興会特別研究員)
16:40-17:15
海域アジアの植民地都市計画
泉田英雄(豊橋技術科学大学)
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(第2会場)K704教室
座長 弘末雅士(立教大学)
13:45-14:20
反・反イスラーム主義の政治社会学
—スハルト後のインドネシアにおける宗教運動と民衆—
佐々木拓雄(国際医療福祉大学非常勤講師)
14:25-15:00
ペゴン執筆活動にみる19世紀ジャワのイスラム化過程
菅原由美(天理大学)
15:05-15:40
インドネシアのムスリム家族法改革
―「イスラーム法集成(KHI)対案」を中心に―
小林寧子(南山大学)
15:40-16:00 休 憩
座長 小泉順子(京都大学)
16:00-16:35
アユタヤ末における中国との米穀貿易
田中玄経(広島大学大学院)
16:40-17:15
トンブリー朝、初期ラタナコーシン朝(1768-1854)におけるシャムの支配者層と華人人口
増田えりか
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(第3会場)K903教室
座長 馬場雄司(三重県立看護大学)
13:45-14:20
「亡国の民」の形成
—山地民ラフの自律的政権の解体をめぐって—
片岡樹(東京経済大学非常勤講師)
14:25-15:00
「ダイ族」としての徳宏タイ族
—水かけ祭りに見るエスニシティの形成—
長谷千代子(日本学術振興会特別研究員)
15:05-15:40
チャム・バニの村落社会におけるターン・ムキとポー・アロワッ信仰
吉本康子(神戸大学大学院)
15:40-16:00 休 憩
座長 斎藤照子(東京外国語大学)
16:00-16:35
再来日後のクオンデの抗仏運動と日仏秘密情報交換協定について
—アジア歴史資料センター資料を活用して—
宮沢千尋(南山大学)
16:40-17:15
第二次世界大戦期アジアにおけるアーカイブズについて
安藤正人(国文学研究資料館)
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第2回東南アジア史学会賞受賞記念発表
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17:25-18:10
*K1001教室*
国民国家ベトナムにおけるエスニシティの変容
—中越国境地域のタイー族・ヌン族をめぐって—
伊藤正子(大東文化大学)
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18:30 懇親会
高層棟1階ラウンジ
********* 6月5日(日) *********
9:00 受付開始
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シンポジウム
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東南アジアにおける記憶遺跡と日本認識
*K703教室*
9:30-9:40
趣旨説明 早瀬晋三(大阪市立大学)
9:40-11:10
調査報告 早瀬晋三(大阪市立大学)
11:10-11:45
コメント1 吉川利治(大阪外国語大学)
11:45-12:20
コメント2 倉沢愛子(慶應義塾大学)
12:20-13:30 昼食・休憩
13:30-14:05
コメント3 山室信一(京都大学)
14:05-15:00
総合討論
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宗教における批判と革新はインドネシアをどう変えるのか
*K704教室*
9:30-10:00
趣旨説明 永渕康之(名古屋工業大学)
10:00-10:45
誰がイスラーム政治家なのか
見市 建(日本学術振興会特別研究員)
10:45-11:30
ヒンドゥーにおける多元化される価値と政治
永渕康之(名古屋工業大学)
11:30-12:15
アダットとキリスト教:土地・資源をめぐる先住民運動にみられる
文化シンボルの性質と役割
—東西カリマンタン州の事例から—
浦野真理子(北星学園大学)
12:15-12:30
質疑応答
12:30-13:30 昼食・休憩
13:30-14:00
コメント1 林 行夫(京都大学)
14:00-14:30
コメント2 山本博之(国立民族学博物館)
14:30-15:00
総合討論
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Images of Java:Pre-war home movies as a new resource for the study of social life in colonial Southeast Asia
*K903教室*
Presenters
Nico de Klerk Researcher, Netherlands Film museum Amsterdam
Peter Post Senior-researcher, Netherlands Institute for War Documentation, Amsterdam
9:30-10:00
Home away from home: Private films from colonial Indonesia in the archive
Nico de Klerk
10:00-10:15
Race, status and hierarchy in colonial Indonesia. Dutch, Japanese and Chinese elite-life compared
Peter Post
10:15-10:45
Enjoying the Javanese pleasure garden. Glimpses of peranakan Chinese life(Viewing + discussion)
Peter Post
10:45-11:15
Servants and masters. European family life in the Dutch East Indies(Viewing + discussion)
Nico de Klerk
11:15-12:00
Honourable whites. Life-styles of the Japanese in pre-war Java(Viewing + discussion)
Peter Post
12:00-13:00 LUNCH
13:00-13:30
Views of Dutch working life
13:30-13:45
Viewing + discussion
Nico de Klerk
13:45-14:15
Daily life at the Chinese owned-sugar factory Djatti Piring in West-Java(Viewing + discussion)
Peter Post
14:15-14:45
The toko Jepang in Java(Viewing + discussion)
Peter Post
14:45-15:00
Home-movies as a new resource for the study of social life in colonial Southeast Asia(General discussion)
Nico de Klerk
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15:10-16:30 会 員 総 会
*K1001教室*
16:30 閉会の辞
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* 6月4日(土)懇親会
会場:高層棟1階ラウンジ
会費:一般 6,000円、大学院生・学生 3,000円
* 6月5日(日)の昼食
1,000円で注文を承ります
* 宿泊について
近郊で愛・地球博が開催されている関係上、名古屋市内では宿舎の
確保が困難な状態が続いております。大会準備委員会で、宿泊場所の
案内・紹介することも叶いません。恐らく名古屋市内の主要なビジネス
ホテル等はのきなみ満室となっているはずです。したがいまして、名古
屋市近郊の小都市にある宿舎を当たられるか、あらかじめ多くの部屋を
押さえていそうな旅行代理店を経由されることをお勧めいたします。