カンボジア、タイ国境の山上遺跡プレアビヒア(タイ語名カオプラウィハーン)がカンボジア側からの申請で世界遺産リストに登録されたが、本体のみ申請で当初同意していたタイ側でナショナリズムが昂揚し、外相辞任の騒ぎとなっている。アンコール時代のヒンドゥー寺院なので、サマック新政権が認めたのもわからないではないが、実際の見学時にはタイ側からのアクセスが現実的とのこと。20世紀初頭、アンコール遺跡のあるシェムリアップ州が一時シャム領だったのを、フランス植民地政府が取り返した功が言い伝えられたり、2003年のタイ人女優の「アンコールワットはタイのもの」発言でカンボジアで反タイ暴動が起きたり、両国の遺跡とナショナリズムは領土問題を超えて不可分のようだ。
2008年7月アーカイブ
3万いくらで買ったThinkpad x40のHDがコロコロ鳴き出した。N社の高橋名人に「いまにも壊れそう」と言われ、それでは交換と開けてみたら日立製1.8インチの40GBだった。アキバでときどき見かける東芝製はだめらしく、2.5インチHD内蔵のx31の中古価格が下がらない理由がわかった気がした。すでに製造中止の日立1.8インチはぷらっとホームで20GBが1万で手に入るものの、この際ASUSのEee PC張りにゼロスピンドル化することに。ただし5月現在、SSDは120GBで10万円割れが価格破壊だそうで、値段がこなれていない。Ubuntu上でOpenOffice、ウェブ用と割り切って、内蔵CF8GB(OS,アプリ)+SDスロット4GB(データ)としてみた。内蔵の方はCF-IDE変換コネクタを介して接続。IDE44ピンは1.8インチ/2.5インチ共通で安いのもあったが、速度重視で玄人志向KRHK-CF2.5IDE(2000円弱)を購入。これと266倍速表示のTranscend 8GB CFあたりが定番のようだが、あきばお〜でシリコンパワーの200倍速表示を3000円台で発見。データ用はClass6(転送速度6MB以上)の4GB SDがドスパラで1000円台。
メモリの何倍速は規格でなくメーカー表示のようで、CDの150KB/秒が基準とか。書き込み速度表示がエチケットだろうが、読み出し速度を書いて早く見せていることも。2006年にSDHCカードとともに「SDスピードクラス」が規格化され、読み書き時最低速度がClass2で2MB/秒、Class4で4MB/秒、Class6で6MB/秒とわかりやすくなった。規格は最小値、実測なのでClass6=40倍速は遅く感じるが、そもそもメーカー表示が羊頭狗肉だったのかも。
Ubuntuは802.11gの内蔵無線LANカードを初期設定で認識するなど、今のところ問題なし。標準のOpenOfficeもバージョン2.4でオフィスのXMLフォーマット(拡張子docx,xlsx,pptx)の読み込み、再現もまずまず。CFはTrueIDEモードがないと起動ディスクにならなかったようだがセーフ。あとは内蔵CFがフラッシュドライブの書換回数制限(MTBFは時間表示)を超える前に、SSDの値段が下がるのを待つのみ。無音、低発熱で他のPCがうるさく感じるようになった。