2007年9月アーカイブ

ISSCO VI

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ISSCOについては以前デンマークのVの様子を書いたことがあるが、今回はその次の7回目の世界大会。はじめて中国大陸での開催。キーノートでワン・ガンウーがきちんとしゃべらなかったのははじめてではないか。指名されて少しスピーチしたが、次にしゃべった王霊智がメインだった。Vまではここでワンが華人研究のキーコンセプトを打ち出し(前回は「留学生」)、それが以後数年の研究動向に影響するというパターンだったように思う。岩波の講演集(中華文明と中国のゆくえ)が出てるよと言うと、まだ見てないけど最新情報ありがとうと言われた。彼にとって日本で出版される初めての単著のはず。「中国文明史家」と紹介されてますよ、とは言わなかった。
神戸での世界華商大会からはしごして来た人も結構いた。私が司会したパネルでも神戸での日本人二胡オーケストラ披露の話が出ていた。(王維:越境する旋律)
南ア分会から恒例の、閉会式でのピーターの統計報告によると、150名の参加者があったという。注目の次期ボードメンバーの改選はLeo Suryadinata新会長(シンガポール華裔館)、Peter Li副会長再任(カナダSaskatchewan大)、前会長のTeresita Ang See(フィリピン華裔青年聯合会)が何と事務局というものだった。前会長のテシーは閉会式で中国人に名前をちゃんと言ってもらえなかったり、中国僑聯主催のお別れパーティーから帰りのバスでは寝込んでいて相当疲れた様子だったので、荷物を持ってあげた。でも部屋にもどれずロビーですぐボードミーティングがあって少しかわいそうだった。会長から事務局という順番は有りなのか?
次回2010年のISSCO VIIは新会長スリャディナタがシンガポール(華裔館+南洋理工大学)で受け入れるとのこと。できる限り参加し続けていきたい。

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