2007年2月アーカイブ

 車社会のクアラルンプールで、自家用車なしで暮らしていて、いったい月に何度タクシーに乗ったことだろう。住まいは麻布もびっくりの陸の孤島モントキアラだったが、道を一本隔てたスリハタマスにペトロナスのスタンドがあり、液化天然ガス(LPG)が入れられるので結構タクシーがだべっている。金曜の午後でもない限り、朝晩のJAM(渋滞)の時間帯に電話してもほとんど「No Car」と言われることはなかった。私の御用達はPublic Cabだが、アンパン周辺の日本人社会ではSunlightが定番という。電話で呼ぶと1リンギ加算されるが、コンドの中まで来てくれるので助かる。追加料金は他にもあって、3人で乗ると0.2リンギ、4人だと0.4リンギ、トランクに荷物を入れると1リンギの追加がかかる(こともある)。目的地ではドゥタバスターミナルに行くと1.5リンギ、KLIA(クアラルンプール国際空港)だと12リンギ加算される。プドゥラヤバスターミナルは町中なので追加なしのよう。ちなみにプドゥラヤとKLCCからは、個人タクシーに限らず、きちんとメーターを使うタクシーに乗れたためしがなく、結構闘った。
 変わり種はRadio Cab。日本人会からの帰りに呼ぶことがあるが、この会社は無線を中国語でやっている。「ザオダオリャオ、シエシエニー」などと南洋華語が飛び交う。90年代に華語のタクシー無線は禁止されたこともあったらしいが、いつの間に復活したのだろう。ドライバーはインド系もいるが、ほとんど華人とのことだ。
 以前から車内でときどき見かけたのは、KTMでも昨年からはじまった「接吻禁止」のステッカー。マレー語で「タクシー内ではお行儀よくしましょう」と書いてあり、寄せあう顔の上に×のついたのや、もっとはっきり「No Kissing」と書いてあるのもあった。ドライバーとはよく雑談するが、男性が一人で乗るとき、助手席を拒否する人もいた。防犯上の理由らしいが、男女で後ろに乗られるのは嫌じゃないの、などと聞いてもにやにやするばかりだった。
 有料道路の料金は客の後払いだが、支払いのとき、窓を開けずにドアを開けるのはなぜだろう。諸説あるが、パワーウインドを使うとバッテリーが上がるからとも聞いた。第一世代国産車のプロトンサガならともかく、プロトンウィラのプレミアタクシーでもこの動作が習い性になっているようだ。これで思い出すのがシンガポールタクシーの自動ドアだが、手動で使うのがほとんど。韓国車に車種変更の予定らしいが、現行のクラウンタクシーは日本のタクシーそっくりで、ドライバーに頼み自動ドアで開閉してもらって帰国気分を楽しむ。しかし黙っていると手動で開け閉めさせるのはやはりバッテリーのせいか。ウインカーを出さないことがあるのも同じ理由か??
 KLIAのエアポートタクシーのBudgetとPremierの区別もよくわからない。値段は1.5倍だが、車種を分けていないときもあると思うが、サービスが違うのだろうか。長距離タクシーが事前に予約できないのも腑に落ちない。当日、電話でOutstation(Out of Town)行きの黄色屋根のタクシーを呼ぶしかない。早朝発だからと事前に予約を頼んでも、乗るときに掛けろの一点張りだ。ということで、馬の合うドライバーに連絡先をもらっておいて、個人的に頼むことになる。タクシー仲間で横のつながりがあるから、忙しいときや長距離のときは誰か紹介してもらったり、レンタカーを借りて運転だけしてもらったこともあった。
 不思議は悪いことばかりでなく、KLIAからのファミリーバン(エアポートタクシー)はなぜか待ち時間がチャージされない。乗り継ぎの空き時間にプトラジャヤのショッピングセンターに出て時間を過ごしたり、トランジットツアーがない分、自家製ツアーが組める。

昨年末あたりからコメントスパムが連続投稿されるようになった。Spambotに登録されてしまったらしい。MT3.3標準のプラグインの数々も効果なし。他にコメントスパム対策として、認証サービス(TypeKey)を設定したり、日本語以外弾いたりセキュリティコードを入力させたり、いっそのことコメントを受け付けない設定にしてしまったりいろいろ。投稿者に手間をかけさせたくないと対策を躊躇していたが、直接ヒトがコメントボタンを押さないと投稿を受け付けない仕組みを発見した。
インストールはMT-Keystrokesをプラグインフォルダにアップロードし、環境設定のテンプレートのうち、エントリー・アーカイブに下線三箇所を付記するだけ。

一、
<form method="post" action="<$MTCGIPath$><$MTCommentScript$>" name="comments_form" onsubmit="if (this.bakecookie.checked) rememberMe(this)">
<$MTKeystrokes$>
<input type="hidden" name="static" value="1" />

二、
<label for="comment-text">コメント: <MTIfAllowCommentHTML>(スタイル用のHTMLタグが使えます)</MTIfAllowCommentHTML></label>
<textarea id="comment-text" name="text" rows="10" cols="30" onkeypress="keystrokes(this.form)" ></textarea>

三、
<input type="submit" accesskey="v" name="preview" id="comment-preview" value="確認" />
<input type="submit" accesskey="s" name="post" id="comment-post" value="投稿" onclick="keystrokes(this.form)" />

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