2006年11月アーカイブ

 アジア歴史者会議(IAHA19)で久しぶりにフィリピンへ行った。フィリピン航空だったので、ニノイ・アキノ国際空港T2での発着だった。帰りは保安強化でJTBから国際線は3時間前、国内線でも2時間半前にチェックインしてくださいと言われ、現地で確認してもフィリピン人も3時間前には行くだろうとのこと。いつものように2時間足らず前という訳にゆかず、11時までマニラホテルやIntramurosのBahay Tsinoy(華裔文化伝統センター)などを本当に早足で回り、ホテルのあるマカティに戻った。LRTと徒歩だったが、タクシーを使っていたら渋滞で回り切れなかったろう。駅に券売機がなく、1つ2つしか開いていない窓口で行列したときははらはらした。
 ホテルからメータータクシーを呼んで乗ると300ペソと言われた。4人でT1、T2を回ってもらうのだからこんなものか。渋滞はしたものの、1時間足らずで空港着。チェックインでしばらく並んだものの、出国税550ペソ払った後の出国審査はまあ普通で、結局出発2時間前に搭乗口に着いてしまった。お土産物やの値段を確認し、市内で80ペソ足らずで買ったジプニーのミニカーが8米ドルで売られているのを見てにんまりしたり、生ジュースを飲んだりしていたが、まだ時間があったので、ラップトップを開け、無線LANをチェックした。アクセスポイントairborneaccess.netにつなぐと、認証ページが出てくる。その場でユーザ登録できないようだが、マレーシアのMAXIS、シンガポールのStraHubや日本のNTTコミュニケーションなどの無線LANサービスがローミングして使える。その他ネットコーナーは見当たらなかった。ビジネスクラス以上で入れるマブハイラウンジには、ネット設備があるそうだ。フィリピン航空以外のT1もこんな感じだろうか?

海南鶏飯

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日本で海南鶏飯が食べられるところ

海南鶏飯食堂
麻布店と恵比寿店あり。『海南鶏飯食堂 COOKBOOK』を出版

シンガポール 海南鶏飯
水道橋東口

Mu-Hung(夢飯)
西荻店の他、西新橋、南麻布店がオープンしている

新東記(シントンキー)
恵比寿西口

ラサ・マレーシア
銀座五丁目

 今さら紙の本でもないとの向きもあろうが、クアラルンプール・ジャスコのニコニコ堂で古本を漁っていると、『オリンポスの黄昏』など、日本ではとっくに手に入らなくなった文庫本を見つけてうれしくなる。日本語の新刊書店はシンガポール、マレーシアとも紀伊國屋に止めを刺すが、シンガポールではスタンフォードロードのMPHハウスなき後、洋書、現地書を含め現地最大の書店となったようだ。マレーシアKLCC店では日本語コーナーは階が違うが、そのせいかゆっくり座り読みできて、土日の子供の居場所として人気だ。
 香港には旺角や銅鑼湾に「二楼(階)書店」という、賃料の手頃なビルの階上に居を構えた、個性的な書店がたくさんあってうらやましい。シンガポールだとオーチャードの外れ、タングリンショッピングセンターにそんな風情がある。ビル内の骨董屋で高価な古書や古地図を鑑賞するのもよいが、何と言ってもSelect Booksは外せない。東南アジア中の出版物が地域ごとに並ぶ様は圧巻だ。日本の書店も仕入れ元にしているほどで、一カ所選べと言われたら、私の場合ここになる。クアラルンプールだとマラヤ大からPJ門を出たユニバーシティ通り沿いの住宅街にあるGerakbudayaだろうか。この辺りはマラヤ大の先生も結構住んでいて、書店兼住宅の庭先で海外からのゲストを招き、学術サロンが開かれることもある。
 東南アジアの本は、私が専門とする中国語の文献に限らず、一度印刷すると増刷、再版が稀なので、どうしても古書店に頼りたくなる。しかし、それがないのだ。ペナンのチョウラスタ市場の二階に紙屑屋と見紛う古本屋、クアラルンプールは英語のペーパーバックの交換所のようなところしか見当たらない。アンパンパークのペイレスブックスやアンコープモールのブックマートあたりだが、どうも物足りない。バンサビレッジ裏のビルの二階、Silverfish Booksにも並んではいるが、会員の閲覧用で売ってくれないようだ。東南アジア音楽のCD、東南アジア映画のVCD/DVDと併せ、探しあぐねたものの一つだ。どなたかご存知ないですか?

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