オーディオフォーマットと言えばMP3だが、10年以上前(1993年)に策定されたものだし、何より特許権を持つドイツの研究機関(Fraunhofer institute)から著作権ライセンスを供与されたフランスのトムソン・マルチメディア(Thomson Multimedia)が、2001年からMP3ソフト、ハード、ダウンロードを有料で提供している場合、課金を始めるとのこと。
これに対し、ライセンスフリーのフォーマットとして開発されたのがOgg Vorbisである。Vorbis.comには標準ソフトとしてリナックス、ウインドウズ版しかないが、マック用のCDデータ(AIFF)エンコーダとしてOgg Dropというのを見つけた。これを入れると一緒にQuickTime、iTune用のプラグインがインストールされ、マック標準ソフトでoggファイルが再生できるようになる。しかしストリーミングは受け付けないようで、Virginレコードのoggラジオサイトを聴くには、AUDIONなどのogg対応プレイヤーソフトが必要。
今のところエンコードは遅いが、同じビットレートでもMP3やAACより二割程度サイズが小さいし、MP3ではほとんど使いものにならない96kbps以下のビットレートにしても大丈夫。iPod LinuxプロジェクトではiPod上で使えるようにしたらしいが、小さくて安いのがあれば、対応携帯プレイヤーでも買ってみようか。
MacでOgg Vorbis
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