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東南アジア史学会会誌査読規定

1. 目的
東南アジア史学会は,学会誌『東南アジア―歴史と文化―』の学術誌として適正な高度の学術的水準を維持するために査読制度をおき,編集委員会がその運用をおこなう。
2. 対象
査読制度の対象となるのは,学会誌『東南アジア―歴史と文化―』に投稿または依頼により寄稿された原稿のうち,論文・研究ノート・書評論文・研究展望への掲載を目的とするものである。
3. 査読者
編集委員会は,対象となる原稿1編につき原則として2名の査読者(レフェリー)を選定し,査読を依頼する。査読者の氏名は公開されない。
4. 査読の過程
査読者は第7条に挙げられた項目について評価,判定,掲載区分の判断をおこなう。査読者は,原稿に修正を求める場合には,修正すべき点について具体的なコメントを付けなければならない。これらの結果を査読者は定められた期日内に編集委員会に報告しなければならない。
5. 原稿の採択
編集委員会は査読結果を十分に検討した上で,原稿の採択を決定し,その結果をすみやかに投稿者に通知しなければならない。
6. 原稿の修正
査読者によって原稿の修正が求められた場合には,投稿者は定められた期日までに修正した原稿を編集委員会に送付しなければならない。編集委員会は,判定が「修正条件付きで掲載可」の場合には,判定に応じて原稿の修正が適切になされたことを確認した上で原稿の採択を決定し,判定が「修正後再査読」の場合には,改めて査読者に査読を依頼する。
7. 査読の項目
査読者は以下の項目などを念頭において評価,判定,掲載区分の判断をおこなう。
A. 内容の評価
1) 東南アジアの歴史と文化に関わる学術的研究に貢献しているか。
2) 記述されている内容は正確であるか。
3) 議論の展開は適切か。
4) 資料および文献の取り扱いは適切か。
5) 要旨・キーワードは内容に即して適切か。
B. 表現・形式の評価
1) 表題は扱われている内容に即して適切か。
2) 文章の表現は明瞭で読みやすいか。
3) 全体の構成や見出しの立て方は適切か。
4) 図版・表は適切に扱われているか。
5) 参考文献の記載方法は適切か。
C. 採択の判定
1) 掲載可(このまま掲載が可能な場合。)
2) 修正条件付きで掲載可(技術的で微細な訂正のみ必要な場合。再査読は省略可。)
3) 修正後要再査読(ある程度以上の書き直しが必要な場合。再査読が必要。)
4) 掲載不可(査読者は評価およびコメントで理由の根拠を示す必要がある。)
8. 付則
この規定は2004年6月13日から施行する。