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東南アジア学会関東部会9月例会のご案内

会員各位


関東部会9月例会のご案内をお送りいたします。

皆様のご参加をお待ちしています。

日時: 9月30日(土)午後2時30分より

会場: 東京大学

赤門総合研究棟 8階 849号教室
本郷の東京大学の赤門を入ってすぐ右手の建物が赤門総合研究棟です。
そこのロビーを入り、左奥のエレベータで8階にお上がり下さい。

報告:林英一(慶應義塾大学総合政策学部4年)

題名:「<残留日本兵神話>の起源と終焉——ラフマット・小野のみたインドネシア独立戦争」

参加費:一般200円、学生100円


連絡先 関東地区理事 奈良修一

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報告要旨

林英一

「<残留日本兵神話>の起源と終焉——ラフマット・小野のみたインドネシア独立戦争」

本報告は、近代日本の南方への大移動の遺産として現地に残った一人の日本兵・小野盛(しげる)が、四年半にわたるインドネシアとオランダの戦争を、インドネシア独立軍の一兵卒として戦ったのち、ラフマットとして再生し、数奇な運命を自らの信念で力強く生き抜く様を、新たに発掘された史料を駆使しつつ論じることで、「残留日本兵神話」を終焉させ、彼らの実像を現代的な視点から捉えるものである。

それは、その時々の日本人の戦争観によって、「南進」という国策の「犠牲者」とされたり、あるいは国家の大義のために異国で戦った「英雄」として神話化されたりしてきた残留元日本兵の実像に迫ることである。そのことには、太平洋戦争で運命が大きく変わった残留日本兵の子孫にあたる残留日本人と、私たちがこれからどのように向き合っていくべきなのか、そしてさらに、同じく太平洋戦争の影響を大きく受けたアジアの人々とどのように「新たな関係」を築いていくのかという問題を、その原点に回帰して見つめ直すという意義があるだろう。

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