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第2回オーラル・ヒストリー実践講座

以下のご案内を申し上げます。国別地域別で、また異なる部分もあるとおもいますが、そのような部分も、ディスカッションに出てくると思われます。(重複をお許しください)

日本オーラル・ヒストリー学会(JOHA)主催
第2回オーラル・ヒストリー実践講座
日時:
2006年3月11日(土)午後1時30分―午後4時30分
2006年3月12日(日)午前10時30分―午後4時30分

会場:
日本女子大学 目白キャンパス
東京都文京区目白台2-8-1 百年館高層棟4階マルチメディア室(両日共、この会場を使用します)

JR目白駅・地下鉄有楽町線護国寺駅から徒歩15分。目白駅より新宿駅西口・椿山荘行き都バス(白61)日本女子大前下車正門から入って右手高層棟が会場。http://www.jwu.ac.jp/etcpub/map.htm

参加費:
無料
JOHA会員以外は申し込み不要。直接会場にお越しください。当日申し込みをしていただけます。

 昨年4月に引き続き、第2回目のオーラル・ヒストリー実践講座を開催することになりました。今年は米国オーラル・ヒストリー学会ニューメディア委員会委員で、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校オーラルヒストリー・プロジェクトの創設者・名誉代表であるシャーナ B.グラック氏を迎えて、2日間にわたって開催いたします。
 第1日の講演では、情報テクノロジーの進展と共に歩んできたアメリカにおけるオーラル・ヒストリーの流れの中で、いち早くインターネット上でオーラルヒストリー・アーカイブを構築されたグラック氏に、そうしたテクノロジーの進展がオーラル・ヒストリーの実践、特にインタビュー手法や公開に係わる倫理問題に与える影響等について、ご自身の研究を通して話していただきます。第2日午前の部では、実際にインタビューをしていただき、聞き手と話し手の間に存在するダイナミズムを解説していただきます。午後には日本でオーラル・ヒストリーのプロジェクトを実践しておられる3人の方々に事例報告をお願いし、成果やそれぞれの抱える問題点などを参加者全体で考えたいと思います。
 オーラル・ヒストリー実践の今後に役立つ2日間の連続講座として、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

※※アメリカからの講師招聘に関しては文部科学省科学研究費補助事業として実現しました。また会場を提供していただいた日本女子大学にお礼を申し上げます。※※

実践講座スケジュール:
●3月11日(土)
午後12時30分 会場にて受付開始
午後1時30分―4時30分 特別講演と質疑
『オーラル・ヒストリー実践をめぐる諸課題と新しいアプローチについて』
講師:シャーナ B.グラック氏(通訳つき)
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校オーラルヒストリー・プロジェクト創設者、名誉代表

●3月12日(日)
午前の部
午前10時30分―午後12時30分
『オーラルヒストリー・インタビュー実践術』
聞き手:シャーナ B.グラック氏
話し手:佐渡 アン(レガシ・メモワールズ代表・JOHA理事)
解説・要約通訳:吉田 かよ子(北星学園大学短期大学部・JOHA理事)

昼食
12時30分―1時30分
日曜日につき学内で昼食をとることができません。各自ご持参くださるか、学外近隣でお取りください。

午後の部
午後1時30分―4時30分『オーラルヒストリー・プロジェクト実践事例紹介―テーマ、手法、課題と対策』
報告者:岩波言祐氏(会社員・マーケティングライター)
加藤直子氏(総合研究大学院大学 研究員)
松田本寛氏(非営利事業リビングヒストリー理事)
司会:桜井 厚氏(千葉大学文学部・JOHA会長)
コメント:シャーナ B.グラック氏(通訳つき)

講師プロフィール:(Sherna Berger Gluck)
 米国オーラルヒストリー学会(OHA)ニューメディア対策倫理規定改正委員会委員長、同ニューメディア委員会委員。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校Virtual Oral/Aural History Archive創設ディレクター。このアーカイブには現在女性史、エスニックスタディーズ、労働史、地域史に関する1,000時間以上のオーラルヒストリーの音声資料が所蔵され、オンラインで利用できるようになっている。Women's Words: The Feminist Practice of Oral History他、多くのオーラルヒストリー研究に関する著書、論文がある。

実践講座問い合わせ先:
http://joha.jp

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