ICAS4のご報告
渉外(国際)担当の吉村真子です。
みなさま、9月も後半に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
8月21−24日の中国の上海で開かれたICAS4
(The 4th International Convention of Asian Scholars)において、
米国アジア研究学会(AAS)の東南アジア部会主催で開かれた、
「アジアにおける東南アジア研究」のパネルが無事に終わりました。
同パネルは、AASの東南アジア部会のChairであるポール・クラト
スカ先生(シンガポール国立大学)が、AAS主催として企画され、
日本からは、東南アジア史学会が依頼を受けて、倉沢愛子先生(慶應
大学)に参加していただき、「日本における東南アジア研究」の
ご報告をしていただきました。
日本以外にも、中国、インド、東南アジアからそれぞれの「東南
アジア研究」について、研究の動向や、大学や研究所、講座の紹介
などがされました。
倉沢先生は、日本における東南アジア研究の歴史的な背景をふくめ、
各会員から寄せられたデータなどをもとに、詳細な報告をなされ、報告後の
質問や意見交換も、活発でした。
同パネルの報告論文は、関連するジャーナルなどでの特集を組んで
公表したいとのことでした。また東南アジア史学会のニュースレター
にも、倉沢先生からパネルの様子などをご報告していただけたら、と
思っております。
東南アジア史学会の各地の会員の方からは、日本における東南アジア研究の
大学での実践など詳細な情報提供をいただきました。この場を借りて、御礼
申し上げます。ご協力ありがとうございました。
ポール・クラトスカ先生やAAS会長のバーバラ・アンダヤ先生(ハワイ大学)
からも、ぜひとも今後の連携・協力も考えていきましょうとの学会へのメッセ
ージもいただきました。
本当にありがとうございました。
吉村真子