輪読
目的と前提
- グループで一冊の本を読み、要点はもちろん、各自の意見、疑問を共有するのが目的
- 参加者がその本をすでに読み進め、印をつけていることが前提
- 読んでいない人にも、聞いた後で内容が理解できるよう紹介する
全員で読む
- 小見出しのついた一番短い単位(節)ごとに、自分が印をつけた箇所を中心に紹介し、意見や疑問を述べる
- ページ数、場所(後ろから5行目、真ん中あたり等)をはっきり言う
- 違うところに印をつけていたり、意見がある人は発言
- 隣の人が終わったと思ったら自分の番
- 普通は次をつづける
- 一つ戻るのはあり
- 飛ばすのはなし
- 一見単調だが、自分ならどこを要点として取り上げるか考え、評価しながら聞く
順番を決めて読む
- 担当者を決める(できれば複数)
- 一回に一章分を担当する
- 節毎にスライド一枚にまとめる
- pptプレゼンまたはスライド印刷のプリントを示す
- 最長10分以内に終えられるよう、一スライド当たりの発表時間を決めておく
- スライド一枚毎に説明
- 内容についての質疑
- 複数担当者の場合、プレゼン担当者以外がコメント
- 同じ箇所を既に読んでいる他の参加者が意見や疑問を述べる
- 教員から質問がでることも
- その場で解決しなかった問題点は次回までに調べて報告する
その場で読む
- 速読を参考にその場で与えられた素材を読む
- 読み取った内容について議論する
いきなりディスカション
- Reading Assingnmentに従って事前に材料を読み込んでくる
- 内容を共有していることを前提に、節やキーワードについてディスカションを進めながら内容を精査、共有する
- 一人最低二回はリードを取る発言ができるよう心掛ける
講読時議論の進め方
- プレゼン担当者が司会者、発表者を分担し、担当外からコメンテーターを指名する
- プレゼン担当箇所を分担している場合は司会者、発表者を交互に行う
- 担当外の関与を促すため、コメンテーター指名以外に事前のコメントペーパー(講読箇所の要点とコメント)提出を課してもよい
- 発表者は担当箇所の範囲で要点を、コメンテーターは疑問点や意見(反対意見が議論しやすい)を出す
Reading Assignment (RA)
- 通常授業の特定教科書や参考書ではなく、翌週授業を受講するにあたって一週間のうちに読み込んでおくことが必須の各種参考資料を指す。具体的には、教科書の中の相当量や、雑誌記事あるいは学術論文まるごとがリーディングアサインメントとして指定される。
- 以下三項目を含めたGoogleドライブファイル(ドキュメントまたはスライドファイル)を読んだ証拠として作成、事前提出し、当日のディスカションに備える
- 通読時の本文チェック(読書技術)を参考に1,2は節や見開きページごと、短ければ全体を、3は最後にまとめて記入。[ ]内の注記も参照
- 1.用語、言い回し[わからないことばを調べ、おもしろいと思った言い回しを紹介]
- 2.テーマと要約[段落や節ごとにキーワードや短文で可]
- 3.ディスカション[クラス内で議論できそうな論点]
議論になりそうな箇所とは?
データ(Data)から主張(Claim)への理由づけ(Warrant)の過程で、どのような裏づけ(Wに対し)、限定や反証(Cに対し)があるか明示し、議論すべき内容を考える
- 1、2を紹介したのち、3でお題をふってディスカション
- ゼミ当日は教員がClassroom提出のドライブ内ファイルをプロジェクタ表示して共有