印をつける
- 自分にとって重要な箇所、著者が強調している箇所、わからない箇所に印をつける
- 筆記具
- 私は黒鉛筆派だが、ラインマーカー、赤鉛筆、三色ボールペン*、デルマ(dermatograph)などもあり
- 雑誌は裏写りしないし、目立つのでラインマーカーがおすすめ
- *青「まあ大事」、赤「すごく大事」、緑「おもしろい」
- 傍線
- 右手の小指を表紙にひっかけ、指とペンの間隔を固定して線をひくとよい
- チェック
- 必要な文のある欄外(縦書きは上、横書きは左)へチェック(v)する
- 借用本の場合はチェック箇所に代わりに付箋を貼る
書き込み
- 余白(縦書きは下、横書きは右)に思いつきをメモする
- 質問と答え
- 複雑な議論のまとめ
- キーワード(本文中で○で囲んでもよい)
- 列挙された項目の数や見出し
- 借用本の場合は付箋を貼って書き込み、ページごとコピーする
本を読書ノートにする
- 本と切り離してノートが存在する不都合
- 後から読んで自分のメモ書きが理解できない
- 正確な引用ができない
- 自分の意見か人の意見か区別がつかない
- 正確な書誌がわからなくなることがある
- 読了日
- 目次の欄外に読了日を記す
- 読み始め日は読みかけの本ばかりになるので、私はつけない
- 購入日と場所は中扉に記している
- 自分のための索引
- 読後に書き込みを一覧し、必要な箇所を、本の目次に書き入れる
- 目次そのものに印をつける
- 目次の欄外にキーワードと頁を記す
- 大要
- 表表紙または裏表紙の見返しに
- 基本的な大要を文章化
- 読後感も文章で
- 記入例 ..第2部までは有効。第3部、第4部はやや疑問も。いずれにせよ非常に魅力的な内容なので、過度に影響されないよう要注意..
参考文献
- アドラーら『本を読む本』講談社学術文庫、1997
- 梅棹忠夫『知的生産の技術』岩波新書、1969
- 紀田順一郎『読書の整理学』朝日文庫、1986
- 田中菊雄『現代読書法』講談社学術文庫、1987
- 花田等、若松篤『論文の書き方マニュアル』有斐閣アルマ、1997