アジア農村研究会 バンコク中華街 街区調査のお知らせ
アジア農村研究会では、毎年恒例となりました海外における調査実習を、来年(2007年)3月に行う運びとなりました。
本研究会は、東京大学の桜井由躬雄教授の提唱のもと、1993年に設立された、学生により組織・運営されている団体です。アジアについて学ぼうとする学生に農村調査の方法論を身につける場を提供するため、年1回アジア各地において調査実習を行っております。これまでにタイ・中国・台湾・インドネシア・マレーシア・日本・ベトナム・ビルマ(ミャンマー)・韓国において調査を行い、全国各地の大学から、多様な専門分野の方々に参加して頂いております。
本研究会の目的は、現地での調査を通じてのフィールドワークの方法論習得であり、参加者の専門分野・研究テーマを問いません。これまで同様、専門家にご協力をお願いし、ご指導を頂くことになっていますので、調査経験のない方でも問題ありません。
第15回目となる今回の調査では、タイの首都バンコクの中華街にて定着調査を行います。調査の基本的な内容は、バンコク中華街の居住者に対する、個人史・家族史の聞き取り調査です。20世紀から21世紀にかけて、バンコクは大きな変貌を遂げましたが、その間における中華街の変化を個人の聞き取りを通じて探るのが今回の調査の目的です。
この調査はタマサート大学の協力を得て行われます。通訳の方にも参加していただきますので、タイ語のできない方でも問題はありません。
調査の詳しい内容は以下の通りです。ご質問等がございましたら、お気軽に御連絡下さい。皆様の参加を心よりお待ちしております。
【調査期日】2007年3月5日 〜3月18日
【日程】
3月5日 バンコクに集合。
3月6日 測量。
3月7日 タマサート大学訪問。
3月8〜16日 聞き取り調査(適宜、測量、中間報告会などを実施)。
3月17日 調査結果検討会。解散パーティ。
3月18日 解散(現地)。
* 日程はあくまで予定であり、細かい変更の可能性があります。
* 宿泊は中華街内のホテルを予定しています。基本的に二人ずつの相部屋となります。
【調査内容】
(1) 聞き取り調査:数人ずつの班に分かれ、中華街内において戸別訪問を行い、日本出発前後に準備する質問表に基づいた聞き取り調査を行います。
(2) データ処理:聞き取り調査で得た情報をその日にデータベース化します。それを基に現地で調査結果検討会を開き、帰国後、報告書にまとめます。
(3) 測量調査:調査地の地図を、機材を用いた測量のデータに基づいて作製します。
【募集対象、人数】
日本側30名弱を予定しています。応募多数の場合先着順とさせていただきます。
【参加費】
6万円
*バンコク集合時から解散時までの滞在費のみです。航空券は含みません。
【その他】
*旅券、査証:各自ご用意下さい。日本国籍の方は 日以内の観光目的の場合、査証は不要です。
*航空券:各自ご手配していただきます。
*保険:必ず海外旅行保険への加入を各自お願いします。
*事前会合:参加者確定後、顔合わせや測量実習などの打ち合わせを1〜2月に東京で行う予定です。
【参加申し込み】
参加を希望される方は、2006年12月15日(金)(当日消印有効)までに別紙(メールか郵便で取り寄せ)参加申し込み用紙に必要事項をご記入の上、下記住所宛に郵送していただくか、下記メイルアドレスまでE-mailにて参加希望の旨をご連絡下さい。
一部の日程のみの参加も可能です。参加を希望されるもののご自身の予定との兼ね合いでまだ参加が確定できない方は、予定がいつごろまでに確定するかお書き添え下さい。
また、未成年で参加をご希望の方は、法定代理人(親権者または後見人)の承諾を必ず得た上で、別紙の同意書を併せて提出して下さい。
なお、調査開始前に参加をキャンセルされた場合、それまでにかかった準備費用をご負担いただく場合があります。
ご不明な点などございましたら、下記までご連絡下さい。
【参加申し込み及び問い合わせ先】
団長:小林 理修(こばやし みちなお、東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程)
住所:〒362-0803 埼玉県北足立郡伊奈町大針373-131 E-Mail:kobayashimichinao@yahoo.co.jp