第75 回研究大会(名古屋大学)
東南アジア史学会 第75回研究大会・会員総会 2006年5月
会員各位
東南アジア史学会
会長 桜井由躬雄
東南アジア史学会の2006年度春季研究大会(第75回)を、下記のように開催いたし
ます。今回は、自由研究発表のほか、2日目に二つのパネルを企画しております。ま
た、この研究大会にあわせて会員総会を招集いたします。
みなさまのご参加をお願い申し上げます。
研究大会/会員総会
とき: 2006年6月10日(土)・6月11日(日)
会場: 名古屋大学東山キャンパス
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
大会準備室:
名古屋大学大学院 国際開発研究科 大橋厚子研究室
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
6月10日(土)
13:30 受付開始
14:00-14:10 開会の辞(国際開発研究科8階オーディトリアム)
大会準備委員長 大橋厚子(名古屋大学)
自由研究発表
第一会場(国際開発研究科8階オーディトリアム)
14:15-14:50 アグリカルチュラル・インボリューション再考−戦後日本にお
けるインドネシア社会経済史学史の一側面− 大橋厚子(名古屋大学)
14:55-15:30 1930年代ジャワにおける日本人商店の活動とその取引に関する
一考察−スマラン加藤商店を事例として− 泉川普(広島大学大学院)
15:30-16:05 休憩
16:05-16:40 ある飢饉の記録:南アラビア・ハドラマウト 地方と日本による
東南アジア占領 新井和広(東京外国語大学AA研)
16:45-17:20 第二次大戦下のベトナムにおける日仏プロパガンダ
難波ちづる(日本学術振興会特別研究員)
17:25-18:00 19世紀半ばのシプソンパンナーとラタナコーシン朝——ムン
プンのマハーチャイの証言から 加藤久美子(名古屋大学)
第二会場(国際開発研究科6階第三講義室)
14:15-14:50 アメリカ植民地期フィリピンにおける教員:その形成と変遷
岡田泰平(一橋大学大学院)
14:55-15:30 フィリピン企業のコミュニティ対策とCSR(企業の社会的責
任) 近藤まり(立命館アジア太平洋大学)
15:30-16:05 休憩
16:05-16:40 ラオスの中央地方関係における県党委員会および県知事の権限
に関する一考察 −ヴィエンチャン県工業部の事業形成過程を中心に−
瀬戸裕之(名古屋大学大学院)
16:45-17:20 カンボジア農村におけるセーフティーネットの原理—タカエウ
州におけるサンガハの事例— 矢倉研二郎(名古屋大学)
17:25-18:00 「日本なまこ」のかたるもの—歴史世界としての「ナマコ世界」
と野生生物保全 赤嶺淳(名古屋市立大学)
18:30 懇親会
会場:フレンドリィ南部(生協)
※ 今大会の懇親会は、より多くの会員に気軽に参加していただけるよう、飲み
物とサンドイッチ程度で、参加費を2,000円(一般会員、学生会員共通)としました。
6月11日(日)
第一会場(国際開発研究科8階オーディトリアム)
パネル ムスリムはイスラームをどう学ぶのか
9:30-9:40 趣旨説明 小林寧子(南山大学)
9:40-10:10 曖昧化する境界:インドネシアにおけるマドラサの制度化とプサント
レンの多様化 服部美奈(名古屋大学)
10:10-10:40 教科書に描かれるムスリム像:インドネシアの一般学校用教科書から
小林寧子(南山大学)
10:40-11:00 休憩
11:00-11:30 インドネシアにおけるクルアーン幼稚園の発展と国内外へのインパク
ト 中田有紀(名古屋大学大学院)
11:30-12:00 周辺ムスリム社会における知の伝達と権威:マレーシアとフィリピン
の国境から 長津一史(東洋大学)
12:00-12:30 ナショナリズムとイスラームの超国家性:マレーシア国際イスラーム
大学を事例に 杉本 均(京都大学)
12:30-13:30 昼食休憩
13:30-14:30 会員総会(法学部第三講義室)
14:45-15:15 パネル:コメント 西野節男(名古屋大学)
池田美佐子(光陵短期大学)
15:15-16:15 総合討論
16:15 閉会の辞
第二会場(国際開発研究科6階第三講義室)
パネル 変容する上座仏教徒社会—<境域>からみる制度と実践
9:30-9:45 趣旨説明 林 行夫(京都大学)
9:45-10:15 北タイ国境地域のシャン仏教の制度と実践 村上忠良(大阪外
国語大学)
10:15-10:45 中国・ミャンマー境域の宗教実践とローカリティ—徳宏州、ムンマオ
(瑞麗)の仏教協会の役割 長谷川清(文教大学)
10:45-11:00 休憩
11:00-11:30 近現代ビルマにおける経典仏教の変遷 原田正美(大阪外国語大学非
常勤講師)
11:30-12:00 ポル・ポト時代以後のカンボジア仏教における僧と俗
小林 知(日本学術振興会特別研究員)
12:00-12:30 東北タイ農村の<都市仏教>の展開にみる制度と実践
林 行夫(京都大学)
12:30-13:30 昼食休憩
13:30-14:30 会員総会(法学部第三講義室)
14:45-15:15 パネル:コメント
永渕康之(名古屋工業大学)
土佐桂子(東京外国語大学)
15:15-16:15 総合討論
16:15 閉会の辞(国際開発研究科8階オーディトリアム)
会員総会 (法学部第三講義室)
審議事項
1) 創立40周年事業について
2) 2005年度決算報告
3) その他