スマトラ沖地震津波災害とアチェ文化財に関する国際シンポジウムのお知らせ
東京外国語大学及び文化庁の共催により、
アチェ写本に関する国際シンポジウムを開催いたします。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
シンポジウム
文化の記憶の喪失と回復
−スマトラ島沖地震津波災害とアチェ文化財−
スマトラ島地震津波災害から10ヶ月近く経ち、アチェ社会にも復興の道筋が
見えてきました。しかし、アチェの文化財、とりわけ歴史文書は、依然として
喪失、散逸の危機に瀕しています。このシンポジウムでは、アチェの歴史的役
割とそこに残された数多くの歴史文書の現状に関する報告と議論を通じて、ア
チェの歴史文書の重要性への認識を深め、歴史文書の調査・修復に関わる人々
の支援の輪を広げていくことを目的としています。
2005年10月2日(日)
13:30-17:30
キャンパス・イノベーションセンター1階国際会議室
(東京・田町)
http://www.zam.go.jp/e00/images/e0000906.jpg
文化庁
東京外国語大学 共催
プログラム
13:30 - 13:35 小松弥生(文化庁文化財部伝統文化課長)
開会挨拶
13:35 - 13:40 池端雪浦(東京外国語大学学長)
開会挨拶
13:40 - 14:10 ヌルディン・AR(アチェ州立博物館長)
"Naskah Kuno Aceh: Bukti Kejayaan dan
Kiblat Budaya Intelektual Islam AsiaTenggara"
(アチェ写本にみる東南アジアのイスラーム思想
文化の豊かさと方向性)」
コメンテータ:山本博之(国立民族学博物館・
地域研究企画交流センター・助教授)
14:10 - 14:40 オマン・ファトゥフラフマン(国立イスラーム大学社
会イスラーム研究所・研究員)
"Aceh Manuscripts and Sanad of Moslem
Intellectuals: From Haramayn to Bilad Jawah"
(アチェ写本とムスリム知識人の連鎖 −メッカ
・メディナからジャワーの地へ)
コメンテータ:
中田考(同志社大学・神学部・教授)
15:00 - 15:30 西尾寛治(立教大学・非常勤講師)
「アチェとマレー世界」
コメンテータ:
オマール・ファルーク・バジュネイド
(広島市立大学・国際学部・教授)
15:30 - 16:00 家島彦一(早稲田大学・大学院教育学研究科・教授)
「インド洋交易におけるアチェの位置」
コメンテータ:
黒田景子(鹿児島大学・法文学部・教授)
16:00 - 16:30 菅原由美(天理大学・国際文化学部・講師)
「インドネシアにおけるアチェ写本の現状」
コメンテータ:
新井和広(東京外国語大学アジア
・アフリカ言語文化研究所・非常勤研究員)
16:30 - 17:20 宮崎恒二(東京外国語大学副学長、
国際学術戦略本部長)
総括討論
17:20 - 17:30 内堀基光(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化
研究所・所長)
閉会挨拶
<総合司会> 斉藤照子(東京外国語大学・外国語学部・教授)
問い合わせ先:
東京外国語大学研究協力課国際交流係
TEL 042-330-5594
東京外国語大学アチェ文化財復興支援室
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
http://www.aa.tufs.ac.jp/~kmiya/aceh-project/index.html