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研究会のお報せ

SEAML会員各位 BCC)その他の関係各位

京都大学文学研究科のCOEプログラム「帝国システムの政治・文化的比較研究」の第
14回研究会が下記の要領で開催されます。今回の主催者の誰もSEAMLと接点がないと
思われますので、ずうずうしさを承知で、招待報告者の一人である私自ら宣伝させて
頂く次第です。年度末のお忙しい時期、また直前ではありますが、ご関心がありご都
合のつく向きはぜひお運びください。

2005年3月21日(月・振替休日)13時〜17時
京都大学大学院文学研究科新館第2講義室にて

論題1:〈七つの国籍〉のはざまで−蘭印〜インドネシア華人の法的地位
報告者:貞好康志(神戸大学)
主旨:近現代は大量の人の移動の時代でもあった。人の移動と定着、諸帝国の並存、
それらによる人間の囲い込みと差別化、帝国システムから国民国家体系への移行など
の結果、特に移民に由来する人々の身の上に生じた法的地位の確定が、一般に言われ
る「二重国籍」よりはるかに複雑な問題であったことを、インドネシアの華人を例に
検証する。

論題2:チリによる新自由主義経済思想の輸入と同化
報告者:安井 伸(慶應義塾大学)
主旨:米国は途上国への開発援助政策の一環として、1950年代より大学間協定による
テクノクラート教育を進めた。本報告では、このような政策がもっとも成功した例の
一つとされるチリの事例を取り上げ、米国から輸入された新自由主義経済思想がチリ
の国内アクターによりいかに同化されていったかを明らかにしたい。

*貞好報告のレジュメ本体を添付ファイル(WORD)でお送りします。

*当研究会のフレームである京大文学研究科のCOEプログラムについては、
http://www.hmn.bun.kyoto-u.ac.jp/teikoku/をご参照ください。

*会場についてはhttp://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_y.htmをご参照くだ
さい。同ページの下部に掲載されている地図中、「文学部」とある建物が新館で、第
二講義室はその一階に位置しているそうです。

以上
貞好康志拝