前回リアぺより
- 入学以来、体感した「交流文化学科」と、カルチュラルスタディーズの関係について、考えるところを記しなさい
ex) 映画、スポーツといった新しい学問・・・社会的に重要と認められた
復習
マルクス主義批評
- 文学作品はある特定の歴史的時点に生じた「産物」
- テクスト生成には政治、社会、経済的.....
マルクス主義の二項対立
- 社会:土台論
- 歴史:階級闘争論
- 正・反・合による社会進化論
- ヘーゲルの観念的弁証法を唯物論的弁証法へと変容
- 個人:イデオロギー論(○○主義)
プロパガンダ的なもの
文化批評
- カルチュラルスタディーズ(文化研究)
- 文化一般についての学問横断的研究法
- この考え方を土台にした批評=文化批評
- ハイカルチャーだけでなく、ロー(サブ、カウンター)カルチャーへの注目
文学研究では故人(ハイカルチャー)はOK、現生人(ローカルチャー)はNG
- 価値評価ではなく、文化的背景における作品の関連付け
- MEMO
→集合的観光により価値がなくなるが、価値があるから人が集まるというアポリアンに陥る
文化研究とCSの区別
- 研究する価値があるかどうかの問題
- 解釈方法の短所・長所の問題
- 観賞的解釈(文学○、CS×)
- 徴候論(きざし)的分析(文学×、CS○)
ポストコロニアル批評
- 非ヨーロッパ第三世界が、西洋植民地支配から独立した後の段階
- 契機としてのサイード『オリエンタリズム』(1978)
搾取支配の正当化のため、西洋が東洋イメージをいかに歪曲するか
ポストコロニアル批評の方法
- 元植民地文化圏の文学作品を研究する
- 帝国主義文化圏出身作家の作品の植民地描写分析
←フェミニズム批評の、男性が描いた女性像に似ている
ポストコロニアル批評とは何か
- ポスト(脱・後)+ コロニアル(植民地時代・主義)
- 植民地主義
- 自己拡大の衝動である帝国主義と表裏一体
- 目的:入植、資源
- 中心(ヨーロッパ)/周縁(植民地) の固定
- 周縁に位置された人々を主体とした視点
- 自己/他者
- ヨーロッパ/アジア
- MEMO
- 日本はヨーロッパとアイデンティファイしようとする傾向がある
- 優れているほうに入っておきたいという心情
- 中国・韓国は日本との差異化を図ること(反日)で、自己認識を強めた
植民地時代と主義
- 19世紀を頂点とする植民地時代
- 機構としての植民地帝国は解体しても植民地主義は残る
オリエンタリズム
パレスチナ出身のアメリカ文学批評家
- 『オリエンタリズム』(1978、日訳1986)
- 文学、芸術の中の外国(オリエント)像
- ヨーロッパの「他者」としての「オリエント」がどのように見られてきたか
交雑性・両価性
- 自己/他者、見る者/見られる者
- 一方的、固定的な関係で植民地の現実を把握できない
- 植民地はヨーロッパの模倣(鏡)
- クレオール文化による脆弱さの露呈
サバルタン
- 従属階級(訴えることを許されていない)
- 公認された歴史は常に支配階級の視点から語られる
- 「植民地」の「女性」は語る機会や手段を持つのか
- 寡婦殉死
ポストコロニアル文学
旧イギリス植民地
→ノーベル文学賞
ポストコロニアル文学の問題点
- 権威(ヘゲモニー)の再生産
- 普遍的な正典(キャノン)の制度化
- 言説に集中するあまり、物質的支配を軽視
ポストコロニアル批評は何をするか
- テクストの植民地主義的イデオロギー性の解明
- ポストコロニアル文学の紹介
日本の二重性
- 政治的植民者(アジアに植民地を持つ)
- 文化的被植民者(アメリカに)
- 文化人類学者にとって、研究する側ではなく、される側のアジアに属する日本
ポストモダン観光とポストコロニアル観光
- ポスト(脱・後)+ モダン(近代or現代)
- ポスト(脱・後)+ コロニアル(植民地時代・主義)
ポストモダンの歴史観
- 歴史は繰り返さない
- 物語の事件に“真実”はなく“解釈”があるのみ
文体論
- 言語学的要素を分析
- トロープ(trope)
- 内的逸脱
レポート課題(07/29必着)
教科書および授業内容から批評理論をひとつ選び、なるべくわかりやすく2000字程度でまとめよ。
自分が理解しているかを評価の基準とする。小説技法篇各項の組み合わせ、または批評理論篇にない項目だが講義で触れた内容でも可。