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11/07/04/3

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*前回リアペより
**鏡像段階
-鏡と幼児についての経験、記憶
-兄弟姉妹との差異気づき
>※わからないことをわからないなりに考える大切さ
>>外国語の習得にも似ている
*復習
**精神分析批評
-フロイト
-ユング
-ラカン
>子どもを大人にするメカニズム
>>「‘失敗’した」…… AさんとBさんにとっての‘失敗’は異なる
**フロイト
-意識/無意識
>≒写真を見て、撮影者を意識すること
>>ex) 戦場カメラマンの写真を見て、撮影者の状況を想像し心配する
-エディプス・コンプレックス
>>ジェンダー批評からの異論
**ラカン
-フロイト+ソシュール
-無意識は言語のように構築化されている
**無意識(=言語)を読む
-言語の二大構成要素
--アイコン:メトノミー
--シンボル:メタファー
**メタファーとメトノミー
-メタファーは''等価''でわかりやすく、語ることができ、満足しやすい(誘惑)
-メトノミーはメタファーに隠れがち
>>両者の''関係''を比喩的に示すと、写真がメタファーで撮影者がメトノミーといえる
-土産物は地域文化の換喩的凍結
>>土産話をする度に物語を付与できないと陳腐化する
>>ex)ご当地キティ
**無意識もメトノミー
-言語は差異の体系(ソシュール)
>>いつまで経っても「本質」に辿り着けず、たらいまわしされるばかり
--「構造」があるだけ
--(欠落感)言い足りない感 = 欲望
**想像界、象徴界、現実界
-幼児の発達期初期段階で自他の区別がつかない状態(想像界)
>>:チェス駒の名前
-周囲との差異、類似に気付いた状態(象徴界)
>>チェス駒の気付き
-自我と無意識のはざまで言語という記号表現を受け入れた結果、欠如が滞留した状態(現実界)
>>:チェスの進行
*大文字の他者
-/小文字の他者 =個人
-象徴界で機能
>主体は他者とのコミュニケーションによって語る
>>ex)・礼儀をわきまえた会話における''礼儀''
>>>・''録画している''と映像を見なくても満足
-不愉快、不安は大文字の他者との対話から逸脱
*差異(他者構築)を伴う三領域
-人種(ポストコロニアル)
-労働者階級(マルクス主義)
-ジェンダー
>>※再考、再認識(修正主義)への手がかり
*フェミニズム批評とジェンダー批評
-フェミニズム批評は女性に特化
-男性と中性:''クイア''(セクシャルマイノリティ)は入りにくくジェンダー批評の領域か
*フェミニズム批評小史
-初期
>女性嫌悪的な文学実践の暴露
--フェミニストクリティーク
--「男流」文学
-第二期
>女性自身の文学の発見
--ガイノクリティーク
--「女流」「閏秀」文学
-第三期
>理論的前提の修正・見直し
--ジェンダー批評
*女性による文学の三段階
-フェミニン段階
>>エミリー・プロンテ、ジェーン・オースティン、ジョージ・エリオットら 英19c作家
-フェミニスト段階
>>婦人参政権、社会主義(19c-20c)
-フリーメイル段階
>>1920s以降 バージニア・ウルフから アドリエンヌ・リッチ、アリス・ウォーカー
*反フェミニズム的要素の発見
-ホームメイド
>>ex)お父さんの焼いたクッキーのイメージではない
-「ママ」の役割
-ディズニーのモチーフの多く
--家父長制
>>ex) 待つ女性、「女性らしさ」、理想のお姫様像
>>>「ミッキー、ミニー」という順番(決して逆にはならない)
*反フェミニズム的な文学の役割
-教育し手懐ける方法
-誰が誰を?
--植民地統治者が異民族を :ポストコロニアル
>>>→ 宗主国/植民地
--男性が女性を      :フェミニズム
>>>→ 自己/他者 、 能動/受動
*ジェンダーの定義
-生物学的(先天的)な「性別」に対し、社会的・文化的(後天的)に形成される差異
-「女」はイデオロギー的構造物
*ジェンダー批評による解釈
-差別の暴露
-文学総体の否定
>>ガイノクリティックス(クリティーク)P.169
-男性(的想像力)で可能か?
*ジェンダー批評でできること
- ''学問規定再考''
-異性愛の中の男性性
-非異性愛(同性愛)
*ジェンダーとは
-自己とは何かへの問いかけ
>>排他的な二者択一ではない
>>>(排他的……ex 男ではないから女である)
-女性しかジェンダーを持たない(持たされない)
--男性研究
--ゲイ、レズビアン研究
--クイア理論
>>(ゲイ、レズビアンの他に、トランスジェンダーも含む)
*差異の追認
-「生物学的」と考えている事象の多くが、実は''構造主義的''ではないか?
-自分の判断する根拠は いつ・どのように形成されたか、再考する契機
-結論を出し 追認した場合、例えば観光研究や自分の生き方への大きな影響
*構築主義(社会構成主義)
-社会の構築は言語を通じてのみ行われ、言語に従属することでのみ 主体は成立する
-主体の集合が社会を成立させるわけでも 社会に外在するわけでもない
-社会的構築 = 言語的
-構築主義
*リアぺ
自分の中の男女差別について語れ