FrontPage | 一覧 | 検索 | 更新履歴(RSS) | 新規作成
はてなブックマークに追加 はてなブックマークを表示

11/05/16/3

差分表示



 私は、小説技法編から「ストーリーとプロット」を取り上げる。
「ストーリー」とは、出来事が時間通りに沿って並んだものであり、おとぎ話や民話、童話などにも用いられている。ストーリーはそのまま流れにそって読んでいけばいいため、内容が理解しやすい。
「プロット」は物語が語られる順に出来事を再編成したものである。過去から語られたりするため、はじめは読者にとって理解しにくい技法であるということがいえる。
だが、はじめに読者に疑問を呼び起こす「プロット」の技法は答えを最後に持ってくることで読者の関心を最後までひきつけることができる。
 「ストーリとプロット」についてを考えるう上で私自身の経験として高校の授業をあげたい。
高校の歴史の授業では先生によって「ストーリー」的な話をする先生と、「プロット」的な話し方をする先生がいた。「ストーリー」的な話し方をする先生の話は、内容が理解しやすかったが、あまり記憶に残っていない。一方で「プロット」的な話をする先生の授業は、世界に引き込まれてその授業の時間はまるで本を読んでいるような感覚になり、印象が強くとても面白かった。
 この私自身の経験からも「ストーリー」と比べて「プロット」は人の関心を最後までひきつけるということができる。したがって、相手に理解をしてもらうことに重点をおいて話すときは「ストーリー」の技法を、相手を楽しませることが目的である場合は「プロット」の技法を使うべきである。

交流文化学科 2年 G組 10HB132A 小林 早紀