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08/05/28/3

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*残夜行
**苗秀
-1980−死去
-1990年代に入ってから作品が評価されるようになった
(生前、特に晩年はあまり評価されなかった)
**プロット(因果関係)
-書き手…プロットを考え、それをもとにしてストーリーを描いている
--短編作品は細かいプロットを考えなくても一つの題材で書くことができる
---ex.推理小説
-端役の視点
--シェイクスピア「ハムレット」から「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」
-登場人物を一人選び記述をまとめ人物形象を完成させてみる
--端役を選んでもよい
**第一章
-ジョホールバル〜シンガポールでの出来事
--列車での移動
-「女」とそれを見つめる「男」
**第二章
-「昭南駅」での検査
--「シンガポール駅」のこと
-相手の行動が全て「善意」だと思うことの危険
-まなざしの違い…主観・情緒・経験によって変化
-異文化の人間関係でのタイミング(身のこなし方)→経験の積み重ねにより勘が働くようになる
--「男」…「女」を助け、自分も脱出
-「大検証」…チェックポイント
--8〜9時間以上現地の人々を並ばせて検査
--危険分子の選別
---1963年の血債問題で再問題化
---P.27 8行目「通行証を忘れる」…自殺行為
-P.29 「女」は名字のみ「男」はフルネームを名乗る
--お互いをどう思っているかがわかる
**第三章(P.31〜48)
-内容が大きく二つに分かれている
--P.31〜 現在の状況(シンガポールに着いた後の女性の状況)
--P.36 3行目〜 回想シーン「ぼんやりと…」
**物語内での女性の移動
-広東省…日中戦争で父親を、病で母親を亡くす
-- ↓ 親戚に騙されて売られる
-香港…娼婦として働く
-- ↓ 林に引き取られる
-シンガポール
-- ↓ 襲われて逃げ出す
-マレーシア
-- ↓ 現在
-シンガポール
**表現の自由
-80年代までの韓国…政治・性描写・貧困を映像として表現するのはタブーだった
--60年代以降純文学の中で性描写が自由になった日本
-戦前の「からゆきさん」…日本の貧困時の象徴
--日本から海外への出稼ぎ女性労働者のこと
--戦後(60年代)高度経済成長期以降、東南アジアから日本への出稼ぎが増加(今までとは逆になる)
---「からゆきさん」にちなんで「ジャパゆきさん」と呼ばれた
---「日本に出稼ぎが来るのだ」というイメージが定着
-残夜行…1970年代の作品
--当時のシンガポールではまだ細かい性描写をすることができなかった(タブーだった)
**第四章(P.43〜49)
-「姉さん」…(以前シンガポールにいた時の)娼婦仲間
-P.46 7行目 「興亜」印のたばこ…日本時代のたばこ
-P.47 4行目 「玉玲」(ユイリン)という女性が一緒にマレーシアへ行っていた