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11/06/27/3

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前回のリアペ(脱構築)

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表現とメッセージ

精神分析批評

ジークムント・フロイト(墺、1856-1939)

精神医学や臨床心理学の基礎となっただけでなく、20C以降の文学・学術解釈に広く深く影響

  • 意識/無意識(写真を見て撮影者を意識すること)
  • 成長しなければならない人間

    • 子供を大人にするメカニズム
    • エディプス・コンプレックス←ジェンダー批評から異論

  • エディプス・コンプレックス…母親に対する近親相姦的欲望と父親憎悪
  • ギリシャ悲劇の一つ『オイディプス』に由来

  • 無意識を読む
    • アイコン(類像)=メトノミー(換喩:たこ焼き)
    • シンボル(象徴)=メタファー(隠喩:目玉焼き)
    • インデックス(指標)=表示 ex.煙は火事の自然的指標

カール・グスタフ・ユング(スイス、1895-1960)

無意識での性の関係は否定=フロイト批判

  • 集団的無意識と原型
  • 民族の記憶と夢

    • 原型の事例…影、ペルソナ、アニマ、アニムス
    • 原型は夢、神話、文学に頻出

ジャック・ラカン(仏、1901-1961)

精神科医で哲学者。フロイト+ソシュール 無意識と差異の体系

  • メタファーとメトノミー
    • メタファー(隠喩)…投下でわかりやすい、言葉にできる、満足しやすい
    • メトノミー(換喩)…メタファーに隠れがち
    • メタファー=写真=垂直⇔メトノミー=撮影者=水平

  • 無意識とメトノミー
  • 言語は差異の体系(ソシュール)

    • いつまで経っても本質に至らない
    • たらいまわし
    • 「構造」があるだけ
  • ラカン的図式
    • 鏡像段階
    • 自我が誤認した状態

    • 言語とは
    • 無意識の欲望を表明するためのものだが、メトニミー的で絶えず言い足りない

  • 想像界、象徴界、現実界
    • 想像界…幼児の発達的初期段階で、自他の区別がつかない状態=必然
    • 幼児が鏡の前の自分を見つめ「鏡像段階」における自己イメージを発見

    • 象徴界…周囲との際、類似に気づいた状態=妄想
    • 現実界…自我と無意識の狭間で言語という記号表現を受け入れた結果、「欠如」が滞留した状態=混沌
  • ラカンの「欲望」
    • 言語はメトニミー的たらいまわしである
    • 欲望はこうした「ぴったりしない」という「欠如」から生まれる
    • 言語とは、存在を空虚にし欲望へと変えるもの
  • なぜラカンか
  • フロイトの父性→ラカンの母性
    • 女性差別の先入主を操るフェミニズム
    • ラカン曰く「ラカン主義というのは勝手だが私はフロイト主義である」