第8回<インドネシア文学>
インドネシア基本情報
- 地域の特徴:島嶼部(木の世界)
- 言語・民族:オーストロネシア
- 地理:湿潤熱帯(通年多雨)
- 人口、面積:2億2563万人、190万平方キロ
- 外文化:インド
- 宗教:イスラム (世界最大のイスラム国家)
- 植民地化:オランダ 1610-1945
- 民族英雄、独立:スカルノ、1945
「インドネシア文学」とは何を指すか
- インドネシア語及び地方語の文学 (ジャワ語、スンダ語・・・)
- インドネシア語≒マレー語
「インドネシア語」と呼ばれるまで
- マレー語起源でジャワ語、スンダ語はじめ島嶼部東南アジア共通のオーストロネシア語族
20c初 マラッカ王朝末裔のマレー語による標準マレー語創出
1920s 民衆図書委員会(後のバライプスタカ) 「良書」出版
東南アジア島嶼部の文化的中心
マレー(マレー半島、スマトラ島)
- 15c マラッカ王国の宮廷文学
- ジャウィ(アラビア文学)
語りの伝統と文学
- ナラティブとしての文学
- 19c半ば印刷技術伝来による言語芸術の複製開始
- 宝物だった書物の変容と語り
- 農村を中心に現代に息づく
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九月三○日事件(転回期)
- 1965.9.30 反共軍事クーデター
- インドネシア国民のトラウマ
- レクラの社会主義リアリズム
- インドネシア共産党人民文化協会、政治こそ最高司令官
- レクラ系作家粛清、投獄
ホリソングループ
- 1963 文化宣言
- 文芸誌『ホリソン(地平線)』
- 930後、文学の政治離れとフィット
- シリアスな作品や実験小説
検閲の時代
- スハルト長期政権(1965-98)の閉塞
- 警察国家の典型
- 新聞・雑誌の廃刊
- 作品の発禁
- 書き手の職場追放、軟禁、拘留、逮捕、投獄
- 言論抑圧の陰湿化
- 自己検閲の時代でもあった
プラムディア・アナンタ・トゥール
- 1925-2006
- 1980s ノーベル文学賞候補
- 1995 マグサイサイ賞
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