「趣民」と越境 SIT大国ニッポン(島村)
- Part1 <ファン・ツーリズム>
- ファン・ツーリズムとは
- おっかけ、ロケ地を訪ねる、お目当てのスターの本拠地に乗り込み「らしさ」を満喫
- ファン・ツアーの形態
- 個人ファン旅行のパターン
- 「レアもの」願望と越境
- 旅行欲と熱狂欲の双方を満たしてくれる、先物買いする快楽
- サッカーファンと越境
- “弾丸ツアー”toテヘラン2005
- イラン=イスラム国家、前面禁酒、女性のスカーフ必須
- サッカーと女性サポーター
- 日本は女性ファンが多い、イケメン発掘目的、イルハンツアー
- 芸能からスポーツへの越境は簡単に起こる
- ファン・ツーリズムの原動力1
- 「はるばる」海外へ「わざわざ」時間や休暇をやりくりして
- ファン・ツーリズムの原動力2
- ”聖地訪問”の旅
- 例)「赤毛のアン」の舞台。テレサ・テンの墓、ヒーローの聖地
- ファン・ツーリズムを支えるもの
- 自分(たち)だけに通じる価値を求め実感するために越境する」ファン=趣民、「目的の濃い」旅行、高い料金も本物を高める効果に
- part2 SIT大国ニッポン
- SITとは
- special interesu tour、「テーマツアー」、特別な目的のためにくまれる団体旅行
- 「趣民博覧会」のSIT
- SIT=趣民と"巡礼”
- “巡礼”がもたらすもの
- 巡礼をはたした趣民はコミュニティ内で一定のポジションを獲得する、差異化のゲーム、競い合い、聖地創造
- SITと女性
- 女同士で「濃い目的」を共有したがる、母娘、祖母、母、娘の同時参加傾向、中高年女性の「ぷち不在」の増加
- 参考:趣民の自由
- 観戦まで27年−イランの場合
- 熱狂する自由
- 社会的、宗教的、政治的な規制がゆるい日本だからこそ成り立つSIT
- まとめ
SITの現場から(押手)
- 近畿日本ツーリストコンベンション支店、押手洋樹さん
- 仕事内容
- 「冬ソナ」ツアーについて
- をやり始めたきっかけ
- 「ぺ・ヨンジュンがかっこいい」という1通のメールから
- 韓国旅行=安い、というイメージにより社内での反対を受ける
- ちらしへのこだわり
- 実際の画像利用のこだわり
- ぺ・ヨンジュンの誕生日にあわせた日付設定
- ブームになった背景
- 第2弾、3弾と続く
- 監督のトークショー、「不可能な家」を訪ねるツアー、チェ・ジウに会えるツアーなど
- SITのサイズに関して
- コアなファン向けだから、規模が大きすぎても良くない
- この日、この時だから会えるという意識
- SITにおける特典の大切さと大変さ
- 特典が多いほど利用客の期待は増えるが会社としてはプロダクション並みに大変
- 現在進行中のツアー
- Rain(ピ)のファンクラブのコンサートツアーの請負
- 良い席のチケット確保
- 「初めて」「特別に」「限定」という言葉はSITに重要な言葉
- 旅行はブームを反映しているために話題になりやすい
- 押手さん自身の趣味からの発展で作られたツアー
- SITは人と人とのつながりのツアー
- 企画も個人で考えるものが多く、社内でもライバルとなる
- 今後の旅行会社について
- ツアーの成立と不成立
- ツアーの内容によってニーズが違う
- ぼつになったツアーも多い
- ギャラの払方や募集の仕方の変化
授業履修者が考えた行きたいツアーを実際に検討してみる
- THE WHOのツアー
- メジャーリーガー観戦ツアー
- 日本人メジャーリーガーが今やレアではない、チケット手配が難しい、
- 有名でない選手なら付加価値がつけやすいかもしれない
- 甲子園観戦ツアー
- 遺跡めぐりツアー
- アジア7泊8日食べ歩きツアー
- ハイジツアー
- オーストラリアに動物を見に行く旅
- 貸し切り列車「寝台特急リバイバル日光」でいく旅
- 世界縦に1周旅行
- インド1日3ドル以下のツアー
- 行きたいツアーはあってもビジネスラリーにのれなければ企画できない
- 観光地でない場所に行くことについて
- 観光地をどう「造る」か
- SITはスキマ商売