田柳

ねらい

イスラム教に関する建築物について調査し、観光との関わりを考える。

• イスラム教に関する建築物と観光の関係について調査する。
• イスラーム建築が観光客を惹きつける魅力は何か。(非イスラム教徒のまなざし対象としての魅力、巡礼対象としての魅力、建築物の外見的魅力)
• 周辺は建築物を観光対象としていかそうとしているのか。その方法は。
• イスラム教徒であるホストと非イスラム教徒であるゲストの関係。
• 教徒の巡礼対象かどうか、メッカとその建築物の関係は。

1,非ムスリムのまなざし

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• オリエンタリズム
• 西洋の目。イスラーム建築を通して真実のイスラーム、オリエントを見ることができるか
• メディアの働き
• 観光客がイスラーム建築に求めるもの

2,ムスリムの巡礼

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• ハッジ(メッカ巡礼)とズィヤーラ(廟参詣)
• ツーリズムとしての価値
• 巡礼対象のイスラーム建築周辺
• 受け入れ国サウジアラビア

3,外見的魅力

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• イスラーム文化独特の美しい装飾
• 建築様式の多様性

4,世界遺産に登録されているイスラーム建築

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−世界遺産登録前後の機能の変化 −周辺の環境

5,都市の構造

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• 公的空間、私的空間に区別された都市構造

参考文献

• E.W.サイード(1993)：オリエンタリズム 上下,平凡社,(上456p　○)
• E.W.サイード(1996)：イスラム報道,みすず書房,223p
• 赤堀雅幸(1995)：『オリエンタリズム』と中東民族誌の今日,社会人類学年報,21,141p−160p
• 深見奈緒子(2005)：世界のイスラーム建築,講談社現代新書,282-285p　○
• 深見奈緒子(2003)：イスラーム建築の見かた〜聖なる意匠の歴史,東京堂出版,191p　△新座図書館
• 中屋雅之(2008)：イスラム世界を知る,ヒルサイドパブリッシング,311p　△新座
• 中川武監修(2001)：世界宗教建築事典,東京堂出版,280p　△池袋本館
• 加藤博(2002)：『生活の場』としての地中海世界,イスラム世界,59,50p-54p　○
• 陣内秀信(2002)：建築にみる地中海文化とイスラーム文化,イスラム世界,59,55p-58p　○
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• 坂本勉基調報告(1997)：イスラーム世界の巡礼,イスラム世界,49,p49-p94　○
• 稲賀繁美,三木亘,村田雄二郎,板垣雄三(1998)：西洋人の自画像とイスラーム世界,50,64p-100p　○
• 佐原徹哉(1998)：バルカンのムスリム,イスラム世界,50,101p-119p　○
• 鈴木均,岡真理,佐藤規子(2000)：イスラームと映像文化,イスラム世界,54,27p-55p　○
• 深見奈緒子,及川清昭：イスラーム世界の建築と都市,イスラム世界,57,　学習院本館
• 前田弘毅(2001)：グルジアにおける中東・イスラーム研究の現況について,イスラム世界,56,71p-83p　○
• 斉藤正道(2004)：アーレ･アフマドの『西洋かぶれ』における「西洋」の位置,イスラム世界,62,1p-21p　○
• 野田仁(2007)：カザフ・ハン国とトルキスタン−遊牧民の君主埋葬墓廟崇拝からの考察−,イスラム世界,68,1p-21p　○
• ネットで読める東南アジアのイスラーム関連記事(日本語翻訳新聞掲載サイト)http://www.aa.tufs.ac.jp/fsc/isea/kanren.html
• ○…手元にある文献
• 2009.11更新