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14/04/21/3

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*人文基礎学の系譜
**哲学~(西洋の倫理学)~反哲学19~20c≒現代思想
 現代思想:伝統的な西洋哲学に批判的な目を向けた
 ----ニーチェ以降の形而上学批判
 形而上学:ものによらない、「善とはなにか」など見えないものについて考える
**観光研究の種々雑多な内容、語り口に備える
**諸科学の基礎学である「哲学」を耳学問し、深く考える場面に備える
 周知の事を疑問に考える人々が登場した
*観光研究の中の文学理論
**J・アーリ(1989):『観光のまなざし』(The Tourist Gaze)
 ----まなざしは社会化され構造化されている
 ----まなざしというのは記号を通して構築される
 ----私たちが見えるものは種々の記号あるいは観光のクリシェ(決まり文句)である
 ----パリの恋人というような記号は、換喩としてはたらく
 アーリはフーコー(現代思想の哲学者、教科書P116)の臨床心理学にかぶせて書いた
*教科書について
**土田ら(1996):『現代文学理論』新曜社
**参考書
 現代文学批評理論パラダイム@CHORUS
 現代文学理論相関図(目次のあとにある)全体を俯瞰して捉える
*はじめに
**理論・批評として
 ----憶測、推量、モットー、座右の銘
 ・ex.明日やろうは馬鹿野郎(プロポーズ大作戦2007)
 ----確定された命題の集まり
 ・ex.相対性理論
 こちらのほうがより強い意味
*記号とは何か?(教科書P18)
**イコン
 ----類似しているもの
 擬態語、隠喩
**インデックス
 ----表意様式
 意味を表す、ノックは入ってくることを意味するなど
**シンボル
 ----習慣(恣意)的結びつき
 対象と習慣(慣習)、文化と同じく習慣的にそう決まった
*ソシュールの言語理論
**フェルディナン・ド・ソシュール(1857-1913):スイスの言語学者
**言語は差異の体系である
 ----言語の各要素を独自なものにするのは、体系としての言語内の要素と要素の区別
 ----例:新幹線のぞみ1号(6:00東京・10:55博多)
 ・「のぞみ1号」という物理的特徴が区別を促すのではない
 車体自体は同じかもしれないが、ダイヤ上の存在に差がある
**構築または構築主義そのもの
 男女の差は社会的に構築されて決まった
*差異の体系
**明確な境界によらず、段階的なもの
 ex.標準色空間
 それぞれの色・言語は段階的につながっている、分かれていない
*表現と内容(教科書P22)
**シニフィアン/シニフィエ
**Sinifier/Sinified
**表//内容
**形/意味(メッセージ)
**意味するもの/意味されるもの
 前者を考察するのが記号論的
 どんな形をして伝わってきているだろうか、こんな形をしているからこういう効果があるのでは、と内容より表現の仕方を中心に考えること
 cf.一般的には表現の仕方<内容
*わたしは物を信じない、関係を信じる―実体論から関係論へ―
**ジョルジュ・ブラック(1882-1963)
 ----フランスの画家。ピカソとともにキュビズム(近代派)の代表
 キュビズム:ものの関係を描いた、違う見方や置き方、リアリズムから離れている
*ソシュール名言集
**言語は記号の体系(システム)
**形と意味の関係は恣意(習慣・慣習)的な約束事による
**言語は、言語の外部に存在するカテゴリーに独自の名前を与える命名法ではない
**言語は慣習的な体系~それぞれの連想の束
 日本での喪服=黒のような色の連想は文化によって差が生じる
**言語学の対象はラング(言語の体系)である
**共時的(cf.通時的)な言語研究が中心
 ラング:一般的な、みんなが使っている言葉
 パロール:沖縄の人が使う言い方、発話
*構造主義
**人間文化のあらゆる要素は、記号体系を構成していて、それを支配する統一的な法則がある(意味の中心)
**言語:ソシュール、神話:レヴィ・ストロース
*構造主義とポスト構造主義(脱構築)
**二項を抽出[構造]
**二項の上下関係を確認[構造~ポスト]
**上下(階層)関係が入れ替え(逆転)に着目[ポスト]
 入れ替えできるのか
*観光を巡る二項対立
**ゲスト/ホスト
**自己/他者
**主体/客体
**日常/非日常
**居住地/観光地
**私/あなた
 (前後で優劣、権力関係)
*脱構築
**二項対立を見つけ、こわす
*見つける
 ----ツーリズムにとってオルタナとは?
 ----ツーリズムとハマスツーリズムのことだ!
 ----マスツーリズム/オルタナティブツーリズム
*当てはめる
 ----マスツーリズムとは:
 ----オルタナティブツーリズムとは:
*こわす
**当てはめた結果、それぞれぴったり当てはまるか、はみ出す例はないか見直す
**ツーリズム
 ----コミュニケーションの多寡と二項対立は?
 ----エコツーリズムはどっち?
 ----大規模なオルタナはあり得ない?
 エコツーリズムはマスなのか、それともオルタナなのか
*脱構築思想の実際
**難易度順に
 ----当てはめる
 ----こわす
 ----見つける
 ではないか
*今回紹介した以外の構造主義分析の端緒となるような観光を巡る二項対立を発見・紹介して下さい