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**前回上映映画「ブノハン」について
‐タイ(タイ南部)→ 上座部仏教
マレーシア(マレーシア北部)→ イスラーム教
宗教が違うにも関わらず、タイ人とマレーシア人の境界(区別)はあいまい
*概要
マレーシの東海岸。タイ国境に近い架空の街ブノハンを舞台に、ワヤン(伝統影絵劇)の枠組みを作り、殺し屋・ビジネスマン・ボクサーの三異母兄弟が繰り広げる物語。伝統/近代、農民/都市、タイ/マレーシア「国境」近くの村を舞台に、多民族文化(イスラーム、ヒンドゥー、アニミズム)を踏まえて描く。
*ブノハンの謎解き
-オープニングシーン
呪術師二人の対話:役名ではなく役者名
テレビに役名俳優と影絵スクリーン
海辺:バカー~少年~血
-ラストシーン
前妻ヤー(ワニ女)と少年(父)の対話
バカーの父親殺し
少年~血
⇒影絵の枠組みの中にいる:バカーの父親殺しも枠からはみ出していない=影絵の枠組みということがよく表れている。
⇒血を介して、少年に父が乗り移った
*物語を体験する
**メディア
-旅(実体験)/ 映画 / 小説(テクスト)
-時間を歪めることができる映画、小説:”総体”としてメッセージが伝わる。単なる言葉の束ではない。
ex)ブノハンのメッセージ→タイ人とマレーシア人、アニミズムとイスラーム教、農村と都市
-旅:体験しながら、場所や人物、時間を変えることができない。
⇒ 旅の論じ方を、小説というテクストの体験を通して考えていこう
*脱構築
テクストの解体ではなく、テクストがすでに自らを分解していることを解明すること(=テクストの自滅)
-テクストが矛盾した解釈を両立させていることを明らかにする
ex)ブノハンでは、農村と開発で、開発が勝つ。
→開発されることで、あらゆるものが消えてしまうのか?というとそうではない。(ワニ女=自然)
**脱構築:見つける
-ツーリズムにとってオルタナとは?
-そもそもツーリズムとはマスツーリズムのことだ!
↓
マスツーリズム/オルタナティブツーリズム
**脱構築:当てはめる
-マスツーリズム
→規模大~団体
→ホスト側とのコミュニケーション機会少
-オルタナティブツーリズム
→規模小
→ホスト側とのコミュニケーション機会多
**脱構築:こわす
-当てはめた結果、それぞれぴったり当てはまるか、はみ出す例はないか見直す
ex)ツーリズム
コミュニケーションの多寡と二項対立は?
エコツーリズムはどっち?
大規模なオルタナはありえない?(実際には存在するが、それが良いのか?)
**まとめ
*まとめ
難易度的に
見つける>こわす>当てはめる ではないか?
↓
”見つける”ことが重要であり、見つけさえすれば後は簡単
そのために、多くの二項対立に触れ、考えよう!!
ex)光と影、生と死...