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13/01/07/3

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*交流文学論2<第12回>
*シンガポール
-1.島嶼部(木の世界)
-2.オーストロネシア
-3.湿潤熱帯
-4.435万人、697平方キロ
-5.中国
-6.大乗仏教
-7.イギリス1819-1963(マレーシア連邦1963-65)
-8.リークアンユー、1965
*シンガポールのことば
-華人7:タミル2:マレー人1の多民族社会
--共通語としての英語
-マレーシア、インドネシアの両イスラム大国にはさまれた小国
--共和国憲法上の国語はマレー語
-中国・北朝鮮並みの一党独裁:PAP(人民行動党)
--リークアンユーはじめ、“英語系”華人が担うPAP
-公用語:
--マレー語、中国語、タミル語
--英語※共通語かつ行政語として、“事実上の国語”
*シンガポールの英語
-イギリス領東インド会社社員ラッフルズが1819年に「発見」・建設したシンガポール
-英語は宗主国側にもっとも有利な言葉
-植民地時代の言語間のヒエラルキーは英語を頂点
-のちに植民地期から脱植民地期にかけて標準化
*シンガポール独立後の二言語政策
-英語を柱とする“二言語”政策
-与党(人民行動党)支持率が低下した70年代末以降
-英語オンリー=欧米的価値観の普及に対抗
-母語による道徳(公民)教育の強化
--「講華語」(共通中国語を話しましょう)運動
--大多数を占める華人は、特に儒教が選定された。
---マレー人はイスラム
--家庭内言語である中国語方言(福建語や広東語)の追放
*二言語政策、本当の理由
-私はずっと人民に、再び方言を話さないこと、共通中国語の学習こそ必要であることを呼び掛けている。たぶん皆は英語と中国語を学び、家庭内では中国語方言を話しているだろう。これは無理なのだ。私はこれが無理であることを知っている。脳のより多くの部位を占め、より多くの領域を使ってしまう。(中略)だから私は共通中国語に改めたのである。
-(Keeping My Mandarin Alive:Lee Kuan Yew's Language Learning Experience)
-英語+標準中国語
*シンガポールの文学
-華人文学
--華語系
--英語系
-英語系タミル人文学
-マレー人文学
--マレー語系
--英語系
-※マレー語、華語とも、50年代までの全マラヤの出版、作家活動の中心は大都市シンガポール。
*シンガポール英語詩
-本章の主題
-“英語以外に表現手段を持たない”人たちによって“作られつつある”文学。
-モダニズム以前の英語詩から。
-自分の国としての現地「マラヤ」がテーマに。
--50年代にナショナリズムの高揚と反植民地運動。
-個人の抒情と公的愛国
*コモンウェルスの文学
-イギリス植民地の英語圏文学
--GeNiI:コモンウェルスand文学
--GENII⇒コモンウェルスand文学
-ポストコロニアルの三段階
--英文学の模倣段階
--脱植民地のナショナリズム段階
--現地化段階