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12/05/28/3

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*交流文学論<第07回>

*二項対立(P99)
-言語使用の基底にあるもの
-対をなす対立物のパターン
-規則のセットを弁別できるのが言語運用の能力
-音素だけではなく、意味一般にも
--人間の慣行の基底に存在する差異の体系(レヴィ・ストロース)

*「~学」の基底にある二項対立
-人類学→自然/文化
-言語学→音/意味
-社会学→私的/公的
-''観光学→ゲスト/ホスト''
--ゲスト(旅行客)研究中心の観光学科
--ホスト(観光地、地域社会など)研究中心の交流文化学科
--ゲストとホストの間(関係)に焦点が当たることも

*観光をめぐる二項対立の例
-ゲスト/ホスト
-自己/他者
--他者化
-主体/客体
-日常/非日常
-真正/非真正(ホンモノ/ニセモノ)
-''前後の優劣、権力関係の探求~脱構築へ''

*ヤコブソンのコミュニケーション論

**観光コミュニケーションの機能図式
-コンテクスト(旅行会社、政策、行政、プランニング、余暇)
-ホスト(観光地、観光社会住民)ーメッセージ(観光文化、楽しみ、トラベルライティング)ーゲスト(旅客)ー媒体(交通、情報)ーコード(宿泊、真性性、国内•国際観光、トポス)


*構造主義
-人間文化のあらゆる要素は、記号体系を構成していてそれを支配する統一的な法則がある(意味の中心)
-言語:ソシュール、神話:レヴィ・ストロース
-賢いと思われる方法であり、アイディアを出す方法

*言語学的背景(p95)
-フェルディナンド・ソシュール:スイスの言語学者
-''言語は差異の体系である''

*ラングとパロール
-ラング
--言語の体系
-パロール
--現実の発話
-言語学の対象はラングである(ソシュール)

*共時と通時(共時/通時)

-共時的研究
--特定の時代の体系としての言語に焦点
-通時的研究
--特定の言語要素の歴史的変化に焦点
-共時的な言語研究が中心(ソシュール)

*言語研究=共時的なラングの分析
-''差異''は何かを見つける
-関係性の2つのタイプ
--同義語・系列的関係
---互いに''置き換え''可能な要素とその間の対比
--連時的関係
---つながること(''結合'')ができる要素の間の関係

*記号の三類系(P98)
-アイコン→隠喩
-インデックス→換喩
-シンボル→隠喩

*人間の演ずる行為の体系
-限られた(容認された)差異の体系を前提(バルト)
-ファッションの構造分析(P101)
--システム(言語におけるパロール)
--シンタグム(言語におけるラング)
-料理の構造分析(P102)
--システム~ロースト、スイーツ
--シンタグム~スイーツ

*構造主義ナラトロジー
-フォルマリズム
--統語法的分析
--プロップ
--レヴィ・ストロース
--グレマス
--トドロフ
-すべて網羅してなくてよい

*ジュネットの分類(p111)
-ジュラール・ジュネット(1930-)
--フランスの文学理論家
--ジョイス「ユリシーズ」への挑戦
-「物語のディスクール」

*提示と叙述
-提示
--語り手が黙ってあるがままに示す
--例、小説の中の会話文:何が起こったか
-叙述
-語り手が読者に解説する
--小説の中の要約文

*物語の時間
-アナクロニー
--ストーリーの出来事順とプロットの出来事順が一致しない
---後説法:フラッシュバック
---フラッシュフォワード
--イン・メディアス・レース

*小説の中の時間標識
-年号
-実際の事件
-書籍の引用(間テキスト)
-生年、進学時間

*メタファーとメトミニー(P114)

-言語は基本的に比喩的
--小説は比喩の固まり

*比喩の四大転義法

-メタファー(隠喩)*
--目玉焼き
-メトニミー(換喩)*
--たこ焼き
-シネクドニ(提喩)
-アイロニー(反語)
-主要なものは上2つ