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16/05/30/5

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プロジェクト報告

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社会連携

講読

RA方式で各自ワークシートへのリンクを以下に作成。共有についてはグーグルドライブも参照

  • 議論の進め方
    • 段落毎に担当して読み進め、最後に各自の「反応」からテーマを抽出し議論する

議論

  • 7について、外地の回族(イスラム漢族)の父と中国語、チベット族とチベット語という家庭内二重言語状態だった中国語作家阿来の作品のテーマについて、ポイントになりそうな要素とその理由を簡単に述べよ。
  • 2016-06-06 (Mon) 13:54:03 菅家正礼? : ポイントは「非漢語の感性を漢語に溶かし込む」ことで漢語に対する介入へと戦略的に利用している点。文学という表現方法の特異性、母語の固有への懐疑、マイノリティを光らせる文学の価値、等から。
  • 2016-06-06 (Mon) 14:30:05 佐藤由奈? : ポイントの一つとしてチベットの神秘性がある。阿来の生まれたチベットは周縁に位置しているがそこにこそ豊かな創造性があるから。
  • 2016-06-06 (Mon) 14:35:10 中島加奈恵? : ポイント「母語は複数でありえるのか」阿来の生まれた環境、選び取った言語、作り出した作品、全てにおいて彼の育った二つの言語が出発点ではないかと思ったから。
  • 2016-06-06 (Mon) 15:08:57 日下部彩月? : 母語とは何か。文中にいくつかの母語の定義・前提が示されているから。
  • 2016-06-05 (Sun) 10:43:12 野原ほのか? : 阿来が民族的アイデンティティを選択する場合、血統ばかりではなく、文化、社会、歴史の既成要件を必要とし、さらに重要な要素として自らの主体意識が想定されている。
  • 2016-06-05 (Sun) 20:17:59 瀬崎真那? : ポイントは二つの言語間の文化的異質性である。母語がそれによってしか感覚の最も微細な部分、或いは無意識まで浸透するような心の奥深くの感性を表現できない言葉だとすれば二つの言語の間を行き来するのは簡単ではないから。
  • 2016-06-06 (Mon) 13:26:59 井上華奈穂? : 歴史や文明がひとつのポイントとなっている。なぜなら、阿来にとって文化とは民族の歴史と現在の記憶であり、自己観察と叙述を通して個人的色彩の強い記憶を作り上げようとしているから。

7.ディアスポラとしての母語