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15/07/07/4

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サブゼミ活動報告・報告事項

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ICT

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授業内容

発表者① 小木曽真保『島と鳥、鳥と果実』     

      〈内容〉鳥の歌声にみちた土地、ティリティリ・マタンギ(ニュージーランド北島の都市)で見た鳥の姿、島の歴史に触れて人類と鳥の関係性について考え始める。

   〈考察〉「奇妙な絶望的な都会、自明のものとなった。」 → 本来鳥たちは人間よりもはるか多く土地に住みこんでいるものなのに、カラスやハト、そしてわずかなスズメが私たちの日ごろ目にする鳥のすべてになってしまったことへの嘆き。

     「果実を求め身を隠す場所を求めたことはヒトも同じ、運命を共鳴する鳥たちの声にはゆたかさと安全がひびいていたのではないか」「その鳥たちと、ヒトの暮らしが音でむすばれる」

→ 人類は鳥の声と歌と聞きなすことで沈黙の恐怖から逃れ、鳥たちの声によって安らぎを得ていたことが伺える。

     「ティリティリ・マタンギはニュージーランド全土の縮図」=一度ヒトによって破壊された楽園を、再び鳥たちと協力することによってよみがえらせることに成功したある種の道しるべ

 〈まとめ〉自然界と人間の関係についてみつめ直す必要がある。

発表者② 瀬戸健『テ・マエヴァ・ヌイ』

   〈内容〉オークランド国際空港にてチェックインを待つ。この空白の時間こそ旅の最高の教訓とする著者。ニュージーランドの地ビールを飲みながらニュージーランド流のユーモアのきいた口上に気を取られ、魅力になじみを覚えながら一年前の出来事を執筆を始める。

  〈考察〉「人食いの島」→島にある食糧確保に限界、タヒチでは神にささげるいけにえとして。(儀式的、人身供養)

      「どこに旅してもそうだが」 →空間的(地理的)、時間的(歴史的)広がりの中で、その土地を見つめる。⇒言葉。書物による理解が必要。同様に、自分が生きて暮らすここにも当てはまる。自分が普段生活する空間、場所、土地も、言葉を通して理解しない限り、ただの無知なよそ者になってしまう。

〈まとめ〉 その土地について知るためには言葉を通した書物による理解が必要不可欠だ。