観光も「差異の体系」
作品からテクストへ
ワルター・ベンヤミン(192-1940)
- ドイツの思想家・文芸評論家。フランクフルト学派の一人
- ナチから逃亡、フランス、スペイン、そして服毒死
- 「複製技術時代の芸術作品」1936
・メディア論の古典
アウラの喪失
「作品の真正性…歴史の承認…滅びていくのは作品のアウラだ」
文体論的分析
作者から読者へ(ここでも)
- 平均でなく総計
- 原=読者
- 間テクスト的な「非文法性」
メタフィクション
作り手が示されていることから、作品がつくりもの(フィクション)であることが露わになる
- 劇中劇、作家が主役の作品等
- ドラマで登場人物がカメラの向こうの聴衆を意識してつぶやく
読者にとっては、直接経験と間接経験ほどでなく、間接経験の中で遠近法を際立たせる効果
他者性
観光を巡る二項対立
- ゲスト/ホスト
- 自己/他者
- 主体/客体
- 日常/非日常
- 居住地/観光地
- 私/あなた
(前後で優劣、権力関係)