思考ツールとしての二項対立
二項対立×2(A項,B項)
Boston Consulting Group マトリクス
二項対立を見つけ、当てはめ、こわす
マーケット成長率低い×マーケットシェア低い=問題児
マーケット成長率低い×マーケットシェア高い=花形
マーケット成長率高い×マーケットシェア低い=負け犬
マーケット成長率高い×マーケットシェア高い=金のなる木
重要である×緊急である=第一領域
重要である×緊急でない=第二領域
重要でない×緊急である=第三領域
重要でない×緊急でない=第四領域
自己啓発、迷った時の求め方または整理の仕方の例
マスツーリズムとそれ以外
(ニュー、オルタナティブ、サステナブル)ツーリズム
文化(真正/非真正):芸術(傑作/器物)
非真正とは偽物のこと、器物とは駄作のこと
クリフォード(2003):『文化の現状』人文書院,pp283
博物館にあるものと美術館にあるものの違いなど、
消費している観光資源がどんなものなのかが分かる、また分類できる
実体論から関係論へ
- 解釈に正解はない
- 「作者の意図は意味を止める釘ではない」
→読者の誕生(~ゲストの誕生?)という脱構築
伝統的批評では作者の意図を読み取ることが正解であった
(例)アニメ聖地巡礼[ゲストが造り出す]≠宗教的聖地巡礼[ホスト(世の中)が造り出す]
テクストの重層的意味作用 P32
バルトの記号学
- デノテーション(対象言語)表現:Sa、コノテーション(メタ言語)内容:Se
記号学(構造主義)から脱構築(ポスト構造主義)へ
(例)先日アメリカの小浜大統領がマレーシアを訪れ、講演をしました(デノテーション)
オバマ大統領の背後にある両国のよく似た国旗
アメリカとマレーシアの強固な関係、対等さを暗示(コノテーション)
ヤーコブソンの詩学
R.Jakobson(1896-1982)
- ヤコブソンとも
- ロシアの言語学者
- ロシア フォルマリズムを主張
- 1920s チェコ移住でプラハ学派参加
- 1940s ナチス逃れアメリカ移住
文学的主語の特質
1詩(文学)的機能
2知覚可能性
3平行性の原理
言語活動の6機能図式(伝達モデル):特質1 P34下図参照
....コンテクスト(指示)
.発信者―メッセージ(詩的)―受信者(働きかけ)
....コンタクト・接触(交話)
....コード(メタ言語)
文学における6機能:特質1
背景(時代感覚、地域情報)
作者―作品(テクスト)―読者
[媒体(メディア)]←入ってないこともある
ジャンル、様式
(詩、小説、エッセイ、戯曲、日記、
フィクション、ノンフィクション、トラベルライティング)
ツーリズム産業の範囲
(JATA『数字が語る旅行業』)
観光の6機能試案:特質1(あくまで試案)
コンテクスト(地域情報)
ホスト(観光地、地域社会・住民)―メッセージ(観光資源)―ゲスト(旅客)
媒体(交通)
コード(体験)
何でも異化できる:特質2
犬はエスカレーターでは抱きかかえなければなりません(ロンドンメトロの注意書き)
文学的言語として読むことは誤読力
なんとでも異化できる
異化を考える:特質2
マグリット「夢の鍵」
「題名と絵の関係は詩的である。つまりこの関係によって2つの相反する物に共通する側面が表現されなければならない」
ひとつひとつはまったくの日常
異化するとは普段とは違うように見せること
ロマン主義による自然の異化:特質2
ものの見方、見え方(まなざし)を規定する:「~主義」
範別と連辞:特質3
関係性の二つのタイプ
- 同義語、系列的関係(paradigmatic relation)
- 連辞的関係
物語の潜在構造 P41
言語学を模範とした文学研究
- ソシュールのラング P26
- チョムスキーの言語能力 P133
一組の主語・述語による全体要約
~物語の普遍要素へ