交流文学論2<第12回>
日本とマレーシア
- 東方政策(Look East Policy:LEP)
- 産業・ビジネス研究
- 理系中心の技術留学生(累計1.5万)
- マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の設立
- 投資と雇用産出
ルックマレーシアの要点
- 513事件
- 国家原則、敏感問題
- 新経済政策(ブミプトラ政策)
- 国内治安法発動による大量逮捕
- 2008年総選挙後のブルシ運動
民族問題をどのように題材化するか
- 丁雲
- 本名:陳春安
- 1952 クラン生まれ
- 「故郷包囲」
非マレー人、マレー語文学の可能性
- リム・スウィー・ティン
- ウタヤ・サンカルSB
- 国家文学賞受賞の可能性と本当の「マレーシア」文学
マレーシア女性華人作家
- マラヤ大中国研究学部卒業。日本、ドイツに留学
- 前独立中ペンクラブ会員
- 現在アメリカペンクラブ会員
第一作「吉山河水は無言で去る」短編集1993
- 「開廷審問」1992
- 日本の東南アジア史学会(当時)における馬華文学発表と否定
- 事実に基づいたフィクション
「私の代わりにあやまっておいてください」
- 日本の農村での数か月に及ぶホームステイにおける農民との交流
- マレーシアの日本軍政に話が及んだ時、農民らは
- 「どうか、私の代わりにあやまっておいてください」と発言
- 一般庶民の歴史観を知る
- 日本を離れドイツに渡った後、反核が歴史問題の免罪符になっていることの反発
- ケルン大聖堂の平和広場の伝言ノートに次のように記す
- 「原爆が落ちなかったら、戦争は終わっていなかった」
- しかし、最後に日本の農村での最後の生活を思い返す
- 「彼らは居住を正し、いった。どうかわたしの代わりにあやまっておいてください」
ペンクラブ活動の変遷
- マレーシア出国後、独立中文ペンクラブに所属
- その後、アメリカペンクラブに移籍
「秘密の花園」
- MySpace?ブログ2010
- 旅行記、環境問題
- 森林伐採と先住民
- サラワクのブナン族
- 「森の遊牧民を追い詰めることは文明破壊ではないか?」
環境文学への接近
- 社会問題と政治
- 民族問題から人権問題へ
- 華人であれマレー人であれ先住民であれ、すべてマレーシア人である
軍隊シリーズ
- 「従軍通訳」有人出版2011
- 「戦地情書」有人出版2012
シエンのアイデンティティ
- マレーシアは母国
- ドイツは父親
- 伴に中国の「家園」にあたる
- 「父あり、母あり、私の心の中の2つのアイデンティティに矛盾はない」
- 「今は定住の場所はなく、心の中に故郷があるだけ」