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11/05/16/5

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プロジェクト報告

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ICT

A-Pad 参加条件は3つ 4年生の参加は1,2名? 3年生は5名 6月に秋葉原へ買い出し

観光まちづくり

屋形船:6/21火の19時新木場集合

富士登山

7/16、17で実施

ゼミ新歓

5/22 ①六大観戦→9:30~@神宮球場 ②中国茶館→18:00~ ③ボーリング→21:00~ 来れるところだけでいいので参加して下さい

ホームステイ

  • 6/14の19:00~ ウェルカムディナー@マレーチャン 参加費無料
  • 6/17、18でホームステイ実施。13名(男子2名)女の子中心に受け入れ先募集中です!!!

国内合宿

海外合宿

8月で日程調整中 担当は浜田(行事)、片山(渡航)、中橋(交流)

シンポジウム@外モンゴル

8月にシンポジウムがあります。立教の学生は特別に学部生でも参加OK。濃いモンゴル観光ができます。費用は6万弱。興味ある人は先生まで

講読

2 日本の離島における観光:自然観光からエコツーリズムへ (P18~32)担当:来会 質疑:横井、富樫

1 はじめに

    • ゲストによる離島のイメージ…「自然」、「素朴」、「楽園」、「あこがれ」 物理的/心理的な距離感
    • ホストにとっての離島観光…一次産業に代わり「生き残る」ための重要な産業となった観光 残された「自然」を活用した「エコツーリズム」
    • 本章の構成と目的…日本の最周縁部ともいえる離島社会から観光の意味を考えること

2 離島の概要

  • (1)離島社会の概要…310の離島 69万人の人口 7500kmの面積 大小様々な離島が存在
    • 離島の産業…産業開発が抑制されている 進む人口流失と高齢化 財政依存 観光開発への期待
  • (2)離島観光の動向…海に関わるもの/自然を対象
    • 統計データからみる離島観光…約1400万人の客数 773万人の宿泊者数 島の人口の何倍もの観光客
    • 離島観光の移り変わり…「ディスカバー・ジャパン・キャンペーン」によるブーム オイルショック以降の衰退
    • 離島観光の問題点…季節による客数の変動 離島ゆえの交通コストの高さ 離島観光の割高感

3 隠岐諸島西ノ島における自然観光

  • (1)西ノ島の概要
    • 交通の要所から「僻地」へ…かつては流刑地/大陸との交通の要所 しかし流通形態の変容とともに日本の「僻地」へと
    • 漁業から観光へ…かつては日本有数の水揚げ量を誇るも過疎高齢化により漁業は衰退 「漁業・観光・畜産」の3本柱
    • 西ノ島観光…国賀海岸に代表される自然景観が有名 史跡やマリンスポーツ、釣り等のアトラクション
  • (2)離島と自然観光
    • 国立公園へ向けて…1957年の国立公園指定への陳情運動により進められる観光整備→西ノ島の観光の拡大
    • ディスカバー・ジャパンと離島ブーム…1960年代の「秘境ブーム」、「離島ブーム」 リュック背負い貧乏旅行する「カニ族」
    • 1970年の「ディスカバー・ジャパン・キャンペーン」:目的地なく誰もが行かない地域を旅先とするキャンペーンで離島は脚光

    • 西ノ島における観光の意味…ブームにより急増した観光客にあわせ民宿も増加→島民の貧しい生活の改善
  • (3)過疎高齢化と観光
    • オイルショックによる観光の衰退…1973年の「オイルショック」で景気低迷→客足が減り観光衰退、民宿も減少
    • 西ノ島の観光衰退の意味…外的要因:安価になった海外旅行 内的要因:過疎高齢化により「やる気のない」島民

4 八重山諸島西表島におけるエコツーリズム

  • (1)西表島の概要
    • 表島社会の概要…大型の離島 石垣島から4、50分 観光開発が進み人口も増加 過疎高齢化ではない 独自の生態系「東洋のガラパゴス」、自然保護/移民と開拓の対立する側面
    • 西表島観光の概要…日本の離島の中でも上位の観光客数

自然が魅力の観光アトラクション 問題点として通貨型観光の多さが指摘されるも宿泊者数は多い 移住者による観光産業

  • (2)西表島のエコツーリズム
    • 西表島におけるエコツーリズムの歴史…1990年「国内エコツーリズム推進方針検討調査」の対象地域 『西表島エコツーリズム・ガイドブック ヤマナ・カーラ・スナ・ピトゥ』、 「西表島エコツーリズム協会」⇒日本におけるエコツーリズムの先進地域
    • エコツーリズムの代表としてのカヌー・ツアー…最も人気なガイド付きのカヌー・ツアー トレッキング・ツアー、ナイト・ツアー

1990代半ば以降業者の増加→雇用をはじめとした経済効果

  • (3)西表島におけるカヌー・ツアーの意味
    • 島出身者と移住者という二項対立…業者が増えすぎたことでオーバー・ユースとなり自然が破壊されるという島民の難色

島出身者と移住者で説明される二項対立⇒現実はそうでない

    • エコツーリズムと自然保護…島民は反発はあれど無関心 自然保護活動により開発が制限されてきた歴史 日常生活と関わりの薄い自然保護活動に対する関心のなさ

5 おわりに

離島ゆえの貧困から推進される観光産業

しかし、過疎高齢化地域を中心に住民の多数が観光開発に積極的ではない

⇒理想的な観光とされるエコツーリズムだが、それが本当に地域住民のものとなるためには、人々の暮らしのなかに根づいたあり方が模索される必要がある