ねらい
インドで長年受け継がれてきた身分制度である「カースト」。急激に近代化が進む現在では法律上廃止済みの制度であり、人びとの心の中でも次第に薄まりつつあるとも言われているが、実情はどうなっているのか。また、具体的にはどんな面で人びとを区分している制度なのか。カーストがなくなればインドはどのように変化していくのか。ITの発展・数学の能力など世界中から注目されているインドの国内にある影の部分を探りたい。
参考文献
・『インド・カースト制の構造と変動』沼田健哉著
・『インド現代資本主義の発展構造とカースト制度』大場四千男著
・『21世紀のインド人 : カーストvs世界経済』山田和著:平凡社2004.4
・『Tとカースト : インド・成長の秘密と苦悩』伊藤洋一著:日本経済新聞出版社2007.1
・『インド社会とカースト』藤井毅著:山川出版社2007.12
章立て
・カースト制度の歴史
・ヒンドゥー教文化
・法律上のカースト制度
・カースト制度の実情
・インド発展の様子とインド社会の様子