日本人は、世界的に愛国心が薄い民族だといわれる。オリンピック招致も、国民の支持率がダントツで低いのは日本だった。その理由はなぜか?ということに最初疑問を持ち始めた。私は比較的若いころから外国人や異文化に触れる機会が多かったので、自然と自分が日本人であること、世界という枠組みの中に日本があることを認識しているが、そうではない人々、つまり日本という枠組みの中だけで育ってきた人はそこまで自分の国に対する誇りや愛情を抱かないほうが自然かもしれない、とも思うようになった。しかし、世界を見ていると、自国の文化を愛し賞賛し、その反面外に対して敵対心を抱くなど、私からすると「なぜここまで?」と思ってしまうような、国民性として愛国心が植え付けられている、とすら感じてしまうような国々が存在することに関心を覚えた。国策として、愛国教育をしている国は多く存在するが、何を目的として、そしてそれがどのように国民形成に影響を与えるのか、とういうことを諸外国の例をみながら比較・研究する。グローバリゼーションが叫ばれる現代、愛国心やナショナリズムは国際交流の際、両刃の剣になりうる存在と言える。国際人として、世界のひとりひとりが自国を背負って交流文化を行うとき、何が大事であるのか、考察する。
君が代問題、歴史のとらえ方、教科書、心のノートなど
世界一の人口を持つ中国を一つにまとめる重要な国策として愛国心を利用している国というイメージ。中華思想と相まって、敵を作ることによって国内を一つにまとめている。教育も、侵略された歴史を強調して教わるため国民意識の中に色濃くその思いや恨みが現在でも残る。
歴史は現在への延長、中国文化の尊重、愛国家であることが正義。侵略への抵抗と国の発展のための文化輸入のはざまでの葛藤。デモ。